コロナ対策“ガラガラうがい”は逆効果 飛沫感染の危険性も

可能性はあるでしょうけど・・

 

コロナ対策“ガラガラうがい”は逆効果 飛沫感染の危険性も|日刊ゲンダイDIGITAL

 一向に沈静化の兆しが見えない新型コロナウイルス第3波。多くの国民はマスクと手洗い、うがいなどでウイルスから身を守ろうとしている。外出先から家や会社に戻るたび、手指を洗いつつ、うがいをする人も多いが、「逆に危険だ」と指摘する声がある。

「口を閉じてのブクブクうがいはいいのですが、ガラガラうがいは危険です」と言うのは、ハーバード大学院卒で医学博士・作家の左門新氏(元WHO専門委員)だ。こう続ける。

「まだ感染に気づかないでいる人が、天井に顔を向けて『ガラガラ~』とやると、ウイルスの混じった飛沫が飛び散り、周囲の人を飛沫感染させてしまう可能性があるからです。歯科医師の中から『飛沫が遠くに飛ばないよう体を低くして、うがいをしましょう』との声も上がっています」

 ガラガラうがいは家庭内・職場内感染の引き金となりかねない。

 左門氏によると、最近は一部自治体の教育委員会が生徒たちに、横並びでうがいをしないよう注意喚起しているそうだ。

 さらに心配されるのが唾液と空気が混じって空中を漂うエアロゾル感染である。

「感染者が『ガラガラ~』をやると、ウイルスを含む唾液と空気の混じった小さな粒子、すなわちエアロゾルが生成され、空気に乗って数メートル先まで飛び、感染を広めてしまうのです。かつて米国の温泉でジェットバスの泡により、レジオネラ感染症が広まったことがある。同じことはうがいでも起こり得ます」(左門新氏)

 そもそも、新型コロナに対し、科学的に「うがいが効果がある」と確立されたエビデンスはない。ウイルスが鼻や喉から入ると、10~20分で感染が成立するため、帰宅後にうがいをしても予防効果はきわめて限定的だ。

「今年に入って厚労省は感染症予防対策から『うがい』を外しました。それでも、うがいをしたいなら、ガラガラではなく、ブクブクに。なるべく立たずに、低い姿勢を心がけるべきです」(左門新氏)

 家族や同僚を守りたいなら、うがいにもエチケットが必要だ。

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