トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「エアコンのガス圧と運転電流」の巻

2020年06月23日 | 店主
某施設のパッケージエアコンが数日前から冷えないと言うことで訪問

まず確認するのが、室内機の吸い込み温度と吹き出し温度の差

冷房運転で、おおむね温度差が10℃前後あればエアコンは正常に働いていると判断し、それでも部屋が冷えなければエアコンの能力不足が考えられますね

こちらの施設は、吹き出し温度が室内温度より少し低い程度とあまり変わらない状態でしたので、次に室外機のガス圧を測ります。


低圧側が0.9Mpaあたりだと正常とみなします。




ついでに低圧側の配管の濡れ具合も確認


配管の濡れ具合に至っては、高圧側のパイプはしっかり濡れてますが、低圧側は乾いた状態


ガス不足なんだろうか?



おかしい?


で、室内に戻りのリモコン表示を確認すると

なんと


「除湿運転」


だったんですね(゚◇゚)ガーン

冷房運転に切り替えて様子を見ますが

それでも冷えが悪い・・・・


蒸れたサウナのような天井裏に上がり、配管の継ぎ手部分などを点検



溶接ヶ所などからのガス漏れがないか調べます。


安物のガス漏れをしらべるリークテスター




あまりあてにならず( ̄。 ̄;)

もっと高性能なのが欲しいんですが、なにぶんにも高額なのと滅多に使うことないしなぁ・・・


念の為に、アナログ方式で





ガス漏れ検知スプレーの出番です。





ガス漏れしていると




このようになるみたいだけど、未だに経験がない・・・


今回も異常無し


原因がわかりません(-_-;)


業界関係者は推奨しませんが、今回はガスを少し追加(約200g)してみたところ



なぜか冷えだしましたよ・・・・


しばらくこれで様子を見ていただくことに


それにしても、天井裏は・・・・10k痩せた思いです(ToT)



きょうはここまで


つづく