映画「アメイジング・グレイス」

久しぶりに感動的な映画を楽しむことができました。
今や、教会の聖歌としては勿論、教会の結婚式でも定番となっている「アメイジング・グレイス」という名曲の誕生に
秘められた実話を映画化した伝記ドラマでした。
18世紀のイギリスを舞台に、恩師が作詞した「アメイジング・グレイス」を心の支えに奴隷貿易廃止に尽力した
政治家ウイリアム・ウイルバーフォースの人生を描いたものでした。。
博愛精神にあふれた青年国会議員の彼は、イギリスの収入の多くが奴隷貿易によるものであることに
心を痛めていた。彼は、すべての人々の心の救済を信仰に求めて聖職者の道を選ぶべきか思い
悩んだとき、政治の世界にとどまるよう後押ししたのが恩師である牧師ジョン・ニュートンだった。
かって、奴隷船の船長をしていたニュートンがその罪を悔いて作詞したのが「アメイジング・グレイス」
だった。ウイルバーフォースは、この曲を心の支えに、政治家として奴隷貿易廃止を懸命に議会で
訴え続けるのでした。。
そのひたむきで誠実な彼の態度に心を打たれただけでなく、200年以上前のイギリスの様子が再現されて
タイムスリップした感動を覚えました。。