にざかな酒店

仮想悪夢研究会~完全喪中の名探偵!?

ありそうでなかったような、あれ、あれってそれじゃんというネタでした。この説明何がなんだか。ま、読めば解るのです。
追記、うっかり内容に間違いがあったので訂正しておきます。マザーグースの歌の内容が微妙に覚え違ってました、すみません~。
仮想悪夢研究会 完全喪中の名探偵!?

「と、いうわけでだなー」
といつもの様子でしゃべりだしたR。
「名探偵の近くでどれだけ人が死ぬかっていうはなしなんだが、名探偵喪中のうちに起こった事件とかだぶるトリプルどんだけ喪中!?って下手すると一族全部いなかったりとか…するよな。ミステリって」
真面目に考えると…とAが続ける。
「ミステリ世界の喪中はがきの量ってどうなってるんだろうな」
「すっごい量だよなー、「セントアイブスに行った男」みたいになってそうだ。マザーグースのあれ」
うんうん、とTは答える。
「金持ちの男には9人の嫁さんとそれぞれに9人の子供と9匹の猫にそれに9匹の仔猫?…みたいな奴な、あったなー…あれ、結局セントアイブスに行ったの一人なんだけどな?」
「それ考えると…某蜘蛛さんは妹たちの分の喪中はがきを大量に出した後、自分が死んでるわ…」
「おおう…」Fの言葉にTが感嘆の声をあげる。
「一族全員死んだら、やっぱ遺産とか国とか市とかのもちもんになるんだろうなあ」
「でしょうねえ…」
「と、なると「完全喪中の名探偵」で、一族全部死にそうなとこにほいほいでかけて遺産おくれ☆って言う探偵は?」
「………最低だな」Aがコーヒーを飲みながら低く呟いた。
「っていうか、真っ先に探偵が殺されるわ、それ」
「あれ、それってメルカトル鮎?」
Tの言葉に、皆が顔を見合わせた。
「そういえば…そんなはなしだったような気もしなくはない…」
「まあ、最初の被害者メルカトルだったような気もするし?」
「っていうか、遺産っていうかお金はまわして行こうな。微妙にかそあくっぽくないけど、ナオトのマワセマワセで」
「マワセなら、「まわるまわる四時代はまわる」でもいいんではないかと思ったがま、金は回ってなんぼだ。それは同意する」
「四時台は回るって皆結構間違い聞きするみたいね」
Fのコメントに、何故かAはどや顔でいった。
「異人さんが人参さんになってるよりましだろう」
「女の子は人参さんには連れて行かれたくないと思うわ…」
「動物村の殺人事件ってのは時たま見るが野菜村の殺人事件はさすがに見ないなあ」
「タマネギさんはかなりの殺傷力じゃないの?」
「せなけいこっぽい、それ言うなら「おばけのてんぷら」って本あったけどあれまじでおばけ食べたのか?」
「一番の悪食、幽霊食い…ってつまみ食い文学食堂にあったわね、それ」
「絵本世界も結構悪はびこってるな…京極とかもどんどん絵本進出してるからな。絵本なら、絵があるならではのトリックしてほしいとこだが」
「ではそろそろ結びましょう。今年も楽しい悪を。」
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