仮想悪夢研究会 ソフト?
というわけで、今回はこっちのブログの方にかそあくを持ってきましたよホトトギス。
まだオリジナルまんがはあっちの方が習慣づいちゃってるのであっちがメインかもしれませんが、小説とかはこっちにするかあ、うーん。まあよろしくね、これはFMココロのフィーチャーオブマンスを連想ゲームの題材に適当に音楽軸とミステリ軸と現在世の中の動向っぽいものを組み合わせてとりあえず適当に座談会する小説っぽいものである。この四人は内訳はわかりやすくお兄ちゃん(R)眼鏡(A)酒屋(T)妹で酒屋の嫁(F)となっております。微妙に別シリーズのネタから結婚ネタに移ったとかなんとかクロスオーバーややこしい経歴がありますが。うん適当についてきて。
「てことで、月一のかそあくもこっちのブログになりますか?イヤイヤこっちの話。うんとりあえず山下達郎だなフィーチャーオブマンス!」
と、R。いつものように白っぽい部屋で円卓を囲んでいるの図、であるほんとはミステリ的に黒い部屋からスタートだったのだがこの会も知らんうちに(というかリーダーのRの自宅からの引っ越しから)白い部屋っぽくなった。
「うんなんか微妙にアーティスト的にネタ振りにくいけどなあ。なんとなく海のイメージとか?」
メガネをちょっちょっといじりながら、A。
「山下達郎っていうとおーーーーーはようございまーーーす!!が懐かしい…パシフィックオアシスだよなー番組なくなったけど…」
「まあそんなとこよね、ソフトリーっていう今回のアルバムのタイトルがミステリとしてソフトかハードか何たらとか言いたくなるけどそうね、やっぱり最近叙述トリックとか精神障害とかなんかそんなソフトミステリ多いわよね」
とTとFも続くがFの言葉にはみんな目が丸くなった。
「精神障害ってソフトっていうのか??そんなん初めて聞いた」
「まあ、ソフトって精神ってソフトかあ…竹本健治とかソフトかなあ」
「綾辻行人のフリークスとか?全然ソフトじゃねえなあ」
男三人がモサモサと会話してるのにあわあわするFである。
「で、でもほら、物理トリックがハードなら精神面はソフトじゃない??違う??」
「ソフトっていうとそれならソフトクリーム舐めとけってなりませんか、奥さん」
と、Tが自分の奥さんにいう。
「ああん、それ奥さんっていうの今セクハラなんだからー」
「あ、そうそう、嫁も妻もダメっていう。ご主人様って誰のご主人様やねんとか」
「もうそんな言葉の成り立ちまでどうでもいいわようー?ほんと困った世の中ねえ…」
「それほどみんな平和なんだろ。他に何か言うこともないくらい平和なんだろ」
「暴論…平和であればあるほどしょーもない話をする」
「まあその通りだけど」
「暇があったらろくなこと言わない」
何だか今日は超ブツブツモードの四人である。
「まあそうよね、実質あれよね、あんまり自分が忙しくなったらフィクションもいらないとかなんとか」
「自分のこと考えるだけで精一杯だよなあ」
「どんどんフィクションの入り込む隙間がなくなる世の中、いや頭の中だよ」
やっぱりなんだかブツブツモードである。
「今はやりの倍速視聴とか何が楽しいんだ」
「フィクションて自分が楽しくなるためのものなのに倍速視聴って楽しくないよな絶対、結局フィクションって逃げ場じゃねえんじゃん」
「っていうかみんな、みんなと話し合わせたいからフィクション見るんだろう?ってのがなんか違うよなあ今の世代なあ」
「やっぱテレビ世代からかしら?これ見てないとみんなと話が合わない、置いてけぼり嫌とか言い出すの」
「置いてけぼりなら置いてけぼりでちゃんと知ってる人から話聞き出せばいいのになあ、初心者に自分の趣味解説はいろいろ楽しいぞ?」
「その手で私がやられたのよね」
うんそうそう、とAがニヤつく。
「飲み込みと布教の腕がよかったもんな、FっていうのにTとRが釣られて俺ら四人の出来上がりw」
「いつの間にか仮想悪夢研究会ーハハハハハ、あれ、なんで俺が一番最後なのにリーダー?」
「あれ、そういえば…おかしいわね、大体のロボットアニメは最初にいる人がリーダーよ?」
「だよなあおかしいなあ」
「まあ現実的にはそんなもんだ。一番やる気のある奴がリーダー!でいいじゃないか」
ぽん、とRの肩をたたくT。
「知ったかも結構キーワード覚えでできるしな」
「たまたま知ってるエピソードだけでも案外ネタになるものね、朝ドラネタとかちょっと言ったらどういうことなのかみんな結構喋ってくれる」
「まあその話だけでも知ったかできるしな。ドラマや映画の話するのに全部みっちり覚えとく必要ってないわけだから」
「っていうかよっぽどのオタク同士が話するならともかく一般の人らはキーワード覚えだけで十分な会話できるだろう?っていう奴だ、わかんないとこは聞けばいいだけの話で」
「まあそういう話だな、雑談力と物知りはまた全然別だからな」
にこ、と眼鏡の奥で珍しい笑顔を作るA。
「フィクションたくさん知ってうつつを抜かしてるから偉いっていうのと実際に何かしてるのと全然違うんだから」
「ちゃんと世間的な行動とフィクション知ってるは全く関係ないからな」
やっぱりなんとなくAはFには教師的である。
「でも本当に年寄りは大河と朝ドラと時代劇になるわねだいたいね…」
「わかりやすい仇討ち一番面白いよな多分年代的にな」
「勧善懲悪!!まあそうなったら一番よね」
「ところがぬくぬくしてる何もしない人がフィクションよく知ってるから自分偉い本読んでるから偉いになっちゃうとこれが世間的にはイマイチ評判よろしくない…」
「やっぱりそうなりますね」
「当たり前だろって感じだよな、で、そういう人が話し上手かっていうとこれが全く」
「映画とかあんだけたくさん見てるのに会話テク学んでないとかよっぽど頭が」
とみんなは楽しくもなく悪口を言っていますが一体誰の話なんでしょう。
「なんでなんでしょうねえ…」
「不思議やねえ…まあミステリたくさん読んでる女子がミステリみたいな喋り方するかっていうと確かにそうでもない」
「まあそりゃそうよね、そうですよね…一般女子のですわ口調は本当お遊びみたいな喋り方ですわよ」
「そりゃそうだよなあ」
「軽いお嬢様ごっこみたいな?本気じゃないです」
「そういえば破妖の剣のリーヴシェランがかなり字面ですごい喋り方だった記憶」
「あ、同じ語尾を繰り返す喋りよねあれね。だわ、だわみたいな」
「うんあれ気になるよなあ…っていうとそういうのが気になるなら嫁と奥さんの言い方も気になるやろっていう話かもしかして」
「あー…そっか、気になりポイント微妙に違う気もするけど似たようなもんか…」
「微妙にここは譲れないみたいなね…あるかもしれないわね…」
まあまあ、とRがティーシャツの首のところを軽くひねる。
「ネットしてる層はだいたいみんな暇人だろとかいう意見もあるよな現実世界では」
「まあそりゃ確かにそうかもしれないけど他人になったことないからわからないわあ」
「暇な主婦がしょうもないこと言ってるのがネット、とかっていうけど職業作家も大概頭が暇なこと言ってるんだけどなあどういうことだろなあ」
「特に最近のミステリは本当の恐ろしい妄想炸裂だしね…」
「大概ひどいの多いよなあ、頭が大概暇だよなみんななあ」
「っていう日本の文化ワールドですが何か」
「現実逃避したもんがちなのかしら、やっぱり…」
ため息つきながらFが締めの言葉である…。
「そうなりますかねえ…」