にざかな酒店

仮想悪夢研究会 愛という名のもとに

というわけで、今回はネタ出しにくいアーティストだなあ、と一瞬引きましたけどなんとか頑張って形にしたよー。な。
このシリーズって本当に色々と連想ゲーム式の語りなのです。
連想ゲームが得意っていうわけでもないのですがこうして続くっていうことはこれも学生時代のエチュードの効果なのでしょうねえ。多分。

二月になったので冗談企画として、「みゃんおーにいらない本や雑誌にプラスお家のあまったスケブを送ってスケブを埋めて返してもらおう企画」というのをちょっと考えてみました。
いやいや、冗談ですよ、なのですが本気でちょっとかんがえちゃった方はご連絡を(笑)
ただ雅ちゃんでスケブ埋めろ、はすぐ考えられてもシャピロで埋めろ、には対応できない恐れがあります。私にも好みがありますので(苦笑)
なんつって、需要ないとは思いますがねー。お問い合わせが全くないということも十分あり得ますのであくまでも冗談企画でございます。はい。
仮想悪夢研究会 愛という名のもとに

「ってーこーとーでー」とテンションだるめのRがいつものようにお題を言った。
「マンスリーアーティスト、ハマショーなんだけどさあ」
うーん、と悩む一行。
「前に桑田なんてネタにできねえよ、って言ってたけどハマショーに比べれば桑田のがネタにしやすかったかなー、なんて思ったわけです。うん」
「桑田さんてコーヒーの宣伝の歌とか結構ダイナミックだったしねえ」
とのんびり、とF。(なんかちょっとため息交じりだが)
「まあでも結構このタイトルはミステリっぽいんじゃないか?「愛という名のもとに」曲自体はなんてことないラブソングみたいだけど、愛って言ったら大抵のことが許されてしまうミステリワールドではこのタイトルは輝くぞ」
「ふむ」
とAが感慨深げに頷く。
「大体小説でも漫画でも愛と名のつくものは砂糖コーティングされてるからな。今のメディアは。」
特に少女漫画、である。
「そういえば好きな人のことを考えてたら料理が上手くできちゃった、っていうのは幻想だって何かの暮らし雑誌で言ってたわよ。普通は焦げたりダメになったりするって」
「なるほど、好きというのは負のエネルギーでもあるわけか、ミステリっぽいな」とT。
「大体ストーカーとかはポジティブに考えすぎるからストーキングするとかいうものね」
うーん、確かに。とRは腕を組む。
「ストーカーものミステリもいっときアホみたいに出て来たよなあ。名もない毒とか」
「あれってテレビ版はだいぶ違うみたいだけど。小説版のはストーカーの虚言だったことがなんかテレビ版だと本当になってたっぽかったような」
「テレビ受けするストーリーってあるんだよなー。お涙頂戴とかいまいち好きになれぬ」
「やたらと悲劇ばっかり起こるってのもおかしいよなあ」
「でもみんな結構そんなの好きなんでしょう?」
うーん、感情を動かしたいのかな、とT。
「普段の暮らしじゃそんなに感情動かないこともあるから、虚構の世界では感情をガーっと揺さぶられたいとかそんなんじゃないか?大げさに泣くとか、年行ったらそうもいかないだろ?」
「なかなか深いな、それは。何かの参考にさせてもらおう」
「え?はは、Aの珍しい褒め言葉いただきましたー」とTが手を叩く。
「ということはテレビっていうのもある一定の世代以上の人間にはいるものなわけで、若い世代が「テレビいらない」になってもそれはそれで必要なものであるわけだ」
「っていうか、若い世代のテレビいらないって言ってもテレビの情報ネットに載ってるの見たりしてるんでしょう?ネットニュースとか」
「雑誌とかの情報もただのしらしいしな」
あ、また雑誌トークになった、とFが嬉しそうに指摘する。
「ってことは、やっぱりネット世界だけじゃダメなのよ。他の媒体から色々引っ張って来てるんだから」
「欲しいものだけの世界なんて却って窮屈ってこともあるっていうことだな。井の中の蛙というか家の中の猫というか」
まあ家の中の猫はお外でなくてもいいけれども。人間はそうもいかない。
「いらないものもいっぱいあっての世界だから。一見いらないものが水面下で干渉しあって世界になってるからね」
「一人じゃ生きられない、か。ミステリとは逆ワールド行っちゃってるけどそうだよなあ」
「まあそういうわけで、スイーツだけじゃ暮らしていけないわけよね。愛ってスイーツ化してるから」
「スイーツじゃない愛のが多いのになあ。」
「本当にね。ところで、私の経験談的に、恋をして頭ホワホワになってるのかと思ったら本当は症状の出ないインフルエンザっぽかったんじゃないの!?って状態だったことがあるわよ」
「危ないな、それ。気をつけろよー」
「ちょっと寒いからな、ぬくぬくして」
「ありがとう、みんな…。」と、ほらほら、とTから勧められたティーを飲んで、ほわっとするFだった。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ネタ、小説」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事