しかしB'zってウルトラソウルとか黒田くんの歌くらいで歴史止まってるぞ、私。
仮想悪夢研究会 いらない何も
「ってことで、マンスリーアーティストB’zで「ラブファントムでオペラ座の怪人」ってスタンダードだけどこうするしかないよな、の組み合わせでどうだー」
の、Rの一言に沈み込む一行。
「ん?どした?」
「…作者って、オペラ座の怪人、まともに読んだことも見たことも…」
「古典も海外ものも、全くノーチェック気味だよな…」
「かそあくってこれでいいんだろうか…」
F、T、Aの順に呟いた。
「おいおいおいおい。きにするなって、今のミステリファンとかそんなに古典とかチェックしてるか?それにな、だいたいそこは日本人の舌ってやつだ」
「ん?どういうことだ」
「日本人は世界文化をなんでも自分達流にして来ただろう?それこそ、昭和大正の洋食文化を日本人の舌向けに。つまり、日本のミステリってやつはそんな感じで、海外のものを日本人向けにやって来たんだよ、多分な」
「古典や海外ものも今の作家が今風にアレンジしてるっていうことか、そっかー」
「そうそう、だから気にしない」
若干それでいいのか、だがなあ、とAは腕を組む。
「というか、B’zってコナンの主題歌かなんか歌ってたからそっちでもいいんじゃないのか?」
…「っていうか、コナンって割と最初の方しか見てなかったような…」
「漫画、アニメもダメか」
「でもコナンって気になることがあるんだけど、カレルチャペックの紅茶のコナン紅茶、可愛すぎじゃない?」
と、F。
「コナン紅茶ってなに?」
「コナンラベルの紅茶」
「あのコナン?」
「あのコナンよ」
「っていうか、このラベル、どう見ても髪型と服装しか合ってなくないか?」
「正直、俺的には三つ丸描いたらミッキーってやつとそんなに変わらんような…まあだいぶ複雑だけども、似てないぶりではそんなもんで…」
「でも可愛いでしょ」
うーん。と悩む一行。
「っていうか、紅茶、か。紅茶、なあ」
頑張って話を繋げようとするが、繋がらないの巻であった。
「ミステリに可愛いと美味しいっておかしくないか?」
かなり無理して、Rが首を傾げながらいう。
「確かに、ちょっと無理がある属性がついたイメージはある。萌えならともかく」
「でも可愛いものは可愛いわよ」
「ん、んん、んー…そういえば初期の狩野俊介の挿絵もずいぶん可愛かったな」
「割と丸々してな、この丸々ってのがまたミステリとは似合いにくい…」
「でもミステリも女子のファンが増えたらそういう層へのアプローチもいるかもしれんな…確かにな…」Aもちょっと納得がいってないようだ。
「なによー綾辻だって動物シリーズとか描いてたじゃない、どんどん橋で」
「あれは…だいぶおちょくったシリーズだろ?ちょっとイメージが可愛いとは違うんだな」
「まあそうだけど」
一対三じゃ、分が悪いわねえ、と、F。
「そういえば、動物園のミステリシリーズあるじゃない、似鳥さんだったかな、そんな人ので」
「なんかな、ミステリに動物出てくるとなんかちょっとおちょくってるんだよな…」
「なによ、その先入概念。もう」
「そういえば、猫、ミステリ、音楽はどれも固定ファン、固定イメージつきすぎで全部を重ね合わせた作品はまだない気がするな。これが全部合わさったものが出れば、エンケンさんも浮かばれるかもしれない…」
「エンケンさんはミステリ素養がなかった気がするんだけど…まあ…追悼ネタ書きそびれたからって、無理に話題にしなくていい感じじゃないかしら、ねえ」
「猫とミステリ、音楽とミステリ、猫と音楽はどれも結構あるんだけどなー。さすがに要素三つは合わせるの難しいか。」
「今後の課題としてありかなあ」
「いや、無しでしょう」
Fの言葉に、うーん、そうか、そうだよなあ…と一行は頷いた。っていうか、なんとなく今日はF以外納得いってない気がするのだが…と、みんな思っていた。まる。
最新の画像もっと見る
最近の「ネタ、小説」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事