南英世の 「くろねこ日記」

Zen

 ZenというAI囲碁ソフトがある。数年前に1万円ほどで買ったものだが、恐ろしく強い。6級から9段まで強さを調整できる。最強の9段に設定すると、3子置いても歯が立たない。最終的には20目程足りなくなる。悔しいから、以前、9子でボコボコにやっつけてやった。そのあと、7子、6子、5子と置き石を減らしていったが、4子になるとたんに勝てなくなった。その後、何とか4子でも勝てるようになり、今は3子で稽古を「つけてもらっている」。

互先だとどうか?

6級だと楽勝。初段でも大したことはない。2段だとかなり手ごわい。その後3段でも勝てるようになり、現在は4段に設定して対戦している。「こういう場合どう打つのだろう?」と分からなくなったらZenに教えてもらう。対戦途中でも教えてくれる機能が備わっている。私には思いもつかない「新発見」がいっぱいあり勉強になる。

しかもAIとの対戦は人間相手と違って何度でも「待った」ができる(笑)。失敗したら元に戻してほかの手を打ってみる。だからすごく勉強になる。友人でCatagoというAIソフトを使って急速に棋力を上げた人がいる。たしかに人間と対戦するより、AIと 練習したほうが力がつくのではないかと実感する。

人間相手に打って負けると落ち込んで囲碁を打つのが嫌になる。しかし、AI相手だとそれほど傷つかないから不思議である。

今日打った碁の中から、二つほど掲載しておく。Zenの棋力を4段に設定し、いずれも私が白番で勝った碁である。AIは、負けると「負けました」と音声で伝えてくる。この時のなんと気持ちのいいことか。

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