第27回ボンド杯 全日本こども囲碁大会関西大会が3月16・17日の2日間にわたって行なわれた。会場となったのはスポンサーであるコニシ株式会社本社(大阪市道修町)である。この大会は囲碁人口のすそ野を広げるために超初心者(50級レベル)から参加できる。また全く囲碁を知らない子ども(大人も可)にも入門教室が準備されている。そうしたこともあって参加者は200人以上にのぼった。参加者はそれぞれの棋力に応じてA,B,C,Dにクラス分けされ、対局を楽しんだ。
(星川拓海5段Pの指導碁を受ける子どもたち)
(中野泰宏9段Pに教えてもらう子供たち)
(4局打つと豪華な参加賞がもらえる)
一方、会場の一角では全国大会への代表決定戦も行われ、小学生21人、中学生10名が熱戦を繰り広げた。いずれも4段から6段クラスの実力を持っており、ハイレベルの戦いが展開された。
地区予選は全国19の地域で行われており、全国大会は1週間後の3月16日、17日に京都の聖護院で行われる。全国大会の過去の優勝者の中には、井山裕太、安達利昌、福岡航太郎など、現在プロとして活躍しているそうそうたる棋士がいる。
今回、縁あって大会の裏方を初めて務めさせていただいた。会場の準備・後片付け、組み合わせ抽選など目の回るような忙しさだった。
(後片付けを終わった会場)
井戸の水を飲むときは「井戸を掘った人のことを忘れるな」という言葉があるが、こうした大会にはスポンサー企業の財政支援だけではなく多くのボランティアスタッフの陰の力があることを改めて知った。いい経験をさせてもらった。