森永卓郎氏が「年収300万円時代を生き抜く経済学」を出したのは2005年。何を荒唐無稽なと思ったが、その通りになった。この人の予測は傾聴に値する。
(以下引用)
「私は今年の3~5月に崩壊すると予測しています。コロナワクチンはかなり効果が高く、感染防止が進めば各国中央銀行は想定より早く金融引き締めに打って出ることができるでしょう。そういう見通しが機関投資家などに意識された時に、今回のバブルは崩壊すると思います。
もう一つ見ておくべきなのはアメリカの長期金利です。短期金利は中央銀行がコントロールできますが、長期金利は市場で決まります。これが2%になれば黄信号、3%だと赤信号と私は見ています。今はじわじわと上がって1.3%くらいまで来た。もう少し上がれば、株式市場に流れていた資金が、より安全な国債などにシフトして、株式相場は下落に転じるでしょう。よほどフットワークの軽い人なら今から投資するのもアリですが、落ち始めた時のスピードは半端ではないので、大きなリスクが伴うと思います。」
上記の記事は2021年2月に書かれたものである。1年間ずれたが、だんだんそうなりつつある。