人生に歌あり

聞き覚えがあるが、うまく歌えない歌がたくさんある。
何とか歌えるようになろうと思って、1か月ほど前にカラオケセットを買った。
これが何とも安くていいものだった。
追加で歌いたい曲を100曲あまり注文した。1曲200円。これで覚えたい曲を自分に合ったキーで、何十回でも歌える。

幸い、マンションは角部屋で、どんなに大声で歌っても隣近所には全く聞こえない（と思う）。
歌うと点数も出る。
音やリズムを外しまくると、30点台とか40点台が出る。
でも、そのうち80点台とか90点台が出るようになる。
昨日は、何の間違いか「川の流れのように」を歌ったら満点がでた。
このカラオケ「可笑しいんちゃうか」とも思うが、気分は悪くない。

YouTubeで検索すると、たいていの曲は無料で聞くことができる。
しかし、耳から聞くだけではどうしても音程がおぼつかない。
そこで楽譜を探すことになるのだが、楽譜だけはどうしても無料では手に入らない。

最近、便利な方法を見つけた。
インターネットで、クレジットカードを使って簡単に購入できるのだ。
今日、「異邦人」（久保田早紀）を購入した。

歌は人生そのものだ。
昔20代後半に毎週のようにスキー場通いをしていたころ、ゲレンデで必ず流れていたのがこの「異邦人」という曲である。
しかし、メロディーがエキゾチックで何とも歌いにくい。
でも何とかして歌えるようになりたい。
そんなこともあって、40年ぶりに挑戦してみようと思って、楽譜を取り寄せた。

最近、歌える曲がどんどん増えている。
さんぽ（となりのトトロ）、君をのせて（ラピュタ）、大阪ラプソディ、熱き心に、北国の春、千の風になって、地上の星、恋人よ、秋桜、翼を下さい、川の流れのように、天城越え、山谷ブルース・・・
皆それぞれに人生の1シーンを思い出す思い出の曲ばかりだ。

昨日、ふろに入りながら「きょーのー、しごとはつらかったー」と山谷ブルースを気持ちよく歌っていたら、家内が嫌な顔をした（笑）。
歌詞を聞いて誤解したらしい。
本当は仕事が楽しくて楽しくて仕方がないのに・・・。