20代のころの私は愚図だった。腰が重くなかなか第一歩を踏み出せなかった。その愚図な私を決定的に変えたのがこの言葉である。別に誰かに言われたわけではない。高校教員になってから仕事が忙しかったせいか、いつの間にか「今すぐやる」癖が習慣化したのかもしれない。
「今すぐやれば人生が変わる」。私の場合、確かに変わった。幸運が舞い込むようになった。職場でも最高ランクの評価をいただいた。
思い立ったらすぐ実行する。人生、最初の一歩が肝心だ。最初の一歩さへ踏み出してしまえば、あとは何とかなる。どうせやらなければならないなら、さっさと済ませたほうがストレスにもならない。掃除、洗濯、勉強、仕事、みな同じだ。「いつやるの?」「今でしょ」が流行するはるか以前から私はこのことを実行していた。
ある時、このことを生徒に伝えたくて、色紙に書いて文化祭のバザーに出品した。いくらで出品したかは覚えていないが、結局売れ残った(笑)。字が書いて無ければ200円の価値がある色紙も、私が字を書いたら無価値になってしまった。くしゃくしゃにして捨てようとしたが、もったいなくなって、いまは座右の銘として部屋に飾っている。
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