南英世の 「くろねこ日記」

次からは3子局

聖護院の囲碁合宿から帰ってきて早々、今度は2日間の「秘密の囲碁特訓セミナー」(別名地獄の特訓セミナー)に参加した。初日の講師は森野節男九段。相手の石にツケていい場合とツケてはいけない場合の使い分けや、石のサバキ方など囲碁の打ち方の基本を教わった。わかっていても実戦ではなかなか打てない。いい勉強になった。

2日目は瀬戸大樹八段の講義。昨日中国から帰ったばかりだというのに疲れた様子も見せず、AIによる最新の打ち方を紹介していただいた。定石にも流行があるが、AIの登場によって「厚み」よりも「地にからい打ち方」が重視されるようになり、碁の考え方そのものが大きく変化したという。特にAIの評価の10パーセント差はコミにして1目程度だと聞いて驚いた。NHKの囲碁番組で勝率が70パーセント対30パーセントなんて表示されていても、コミにすれば4目程度ということになる。なーんだ、そうだったのか。

後でゆっくり勉強しようと思って、瀬戸先生のサイン入り著書を購入した。また、セミナー参加者全員に直筆の扇がプレゼントされた。

セミナー終了後、さらに2日間にわたって全国の強い子どもを対象とした囲碁特訓講座にも参加させていただいた。プロを目指す子が多いだけに強いこと強いこと(驚)。

写真↑(子どもたちを指導する森野九段)

(安東プロに指導を受ける筆者)

 

8月はまさに囲碁漬けの日々であった。おかげでようやく対プロ4子局を卒業し、次からは3子局になった。長い道のりであった。後日、森野先生から記念扇子をいただいた。森野先生は指導碁と言えども1年に1回くらいしか負けない。だから勝つと必ず扇子をくださる(笑)。

来週はまた京都の聖護院で2泊3日の囲碁合宿がある。今度からプロに3子で打てると思うと非常にうれしい。

 

 

 

 

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