こちらは「かしはら」じんぐうと読む。
奈良県橿原市畝傍山のすぐそばに、1890年(明治23年)に作られた。
祭神は神武天皇。
すぐ近くには神武天皇とされる陵がある。
憲法の授業で天皇制の話をするときには、必ず記紀の紹介をし、ついでに神武天皇や橿原神宮の話もする。
しかし、実をいうとこれまで橿原神宮のそばを車で通ったことはあったが、神宮の中を訪れたことはなかった。
そこで、一念発起していってみたという次第である。
予想よりはるかに大きな敷地である。
南神門入口には、紀元2678年と書いてあったのにはたまげた。
さすがというべきか、当然というべきか。
8世紀をモデルにした王政復古を掲げ、富国強兵を急ぐ明治政府にとって、このような巨大な神宮を建設し天皇を神格化することは必要だったに違いない。しかし、いま、こんなものを税金で作ったら・・・。
そんな思いを抱きながら散策してきた。
この写真は今度の授業で使う予定でいる。
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