今回は兵庫県を回ってみたいと思って、新書と弁当をリュックサックに詰め込んで家を出た。目指すは
大阪 → 加古川 → 谷川 → 塚口 である。
まず、神戸線で加古川まで行く。所要時間1時間余り。ついで加古川線に乗って谷川に向かう。ところが加古川線の本数がむちゃくちゃ少ない。土地勘のないまま1両編成の電車に乗ったら、厄神(やくじん)で降ろされた。駅の時刻表を見ると、次の谷川行きは1時間半待ち。西脇までなら30分ほど待てばある。しかし、やはり、西脇で1時間待たねばならない。
とりあえず西脇市まで行く。市だから多少は何か時間つぶしができるかもしれない。
(西脇市駅前の風景)
ところが、西脇「市」とはいうものの時間をつぶすようなものは何もない。本当に駅にベンチが一つあるだけ。店一軒ない。人影もまばらだ。時間をみれば12時半。駅のベンチに腰掛けて持参のステーキ弁当を肴にビールを飲む。13時半、やっと谷川行きの電車がホームに入ってきた。
2時10分、谷川に到着。ここからは福知山線に接続する。しかし、ここでもダイヤは1時間に1本しかない。30分ほど待って丹波篠山口行きに乗り、さらに大阪行きの新快速に乗り換える。
新快速はさすがに快適だ。このまま大阪駅まで行きたい誘惑にかられたが、それでは尼崎を2度通ってルール違反になる。仕方がないので伊丹で乗り換えて、塚口で下車し清算する(240円)。塚口から大阪駅までの切符を買いなおして、結局本日の乗車料金は480円也。
日ごろ、電車の時間をあまり気にすることのない生活をしているので、1時間半待ちはこたえた。それにしても、兵庫県は広い。朝9時半に家を出て、帰ったのが5時半。究極のヒマ人間の旅であった。