～野球食トレ計画～その2

オフシーズンの食べ方の基本

冬の気配がしはじめると、オンシーズンの強化期のような練習は、なかなか出来なくなります。オフシーズンに入って、意識したいのは、体脂肪の管理。練習量は減っているのに、食べる量が同じでは、体脂肪を増やしてしまう可能性があります。

練習やトレーニングがしっかりできていて、筋肉が増えた結果の体重増加はいいのですが、体重の増加分が、体脂肪になってしまうと問題です。体のキレに大きく影響してきます。できれば、毎日、体脂肪を測れる環境を作っておきたいところです。

秋から冬にかけては、いろいろとおいしい旬の食べ物が出てきます。暑さで食欲が落ちるということもないので、球児自身で、自分の練習量と食べる量のバランスを見極めていきましょう。

オフシーズンのコンディショニングにおすすめな食べ物のひとつは、鍋物です。体が温まりますし、湯気で鼻や喉の粘膜が潤うので、風邪予防にも一役買います。具のバリエーションが多いので、いろいろな食材から多種多様の栄養素を摂ることができます。特に、野菜の活躍の場が多いので、日頃の不足もカバーできるでしょう。
また、鍋物の特徴として、汁まで飲めるということがあります。つまり、水に溶け出す栄養素である水溶性ビタミンやミネラルを、効率よく摂ることができるわけです。汁まで飲むには、味付けを薄味にすること。そうすれば、喉の渇きも抑えられますし、塩分の摂りすぎを防ぐこともできます。
みんなでワイワイ食べられるのも、鍋物のメリットのひとつです。たくさん食べなきゃと、義務感で食べていては、食事がつらくなってしまいます。にぎやかに食べる機会を持つことで、体作りは、ずっと楽しくなるはずです。


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