銀河パラダイス

 オリジナルのケモノ耳の少年を描いた、MACHOのラフ画を中心に、ミィ~ネの駄文も

BLLIZARDの有名RPG

2011年06月10日 06時51分38秒 | 版権
◆ディアブロ演義◆
「冥き闇にて、まどろむ者」
*この作品は「ブリザード社」の「ディアブロ」の非公式物語です

世界観の大半は、私の偏見と勝手な解釈で、歪められています*

(C)ミィ~ネ(&ミネコウ)
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何年ぶりかに帰った故郷は、荒れ果てて、腐臭が立ち込めていた。

こんな所に、未だ人は住んでいる。かつて、最も栄えたこの国が、

今は廃虚と変わらない。だが、何の感慨も沸きそうに無い。私は、

産まれてすぐに、修道女に預けられたのだから。何の思い出も無い。

しかし、なぜか懐かしい。ああそうだ、いつも夢で見ていた場所。

決まって最後に、私を呼ぶ声はこう囁く、「我が名はディアブロ」


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■義足の少年ワトー


私を見る街の住人の目つきが違う。それ程、この包丁は、

彼らを畏怖させていたのだろう・・・この滅びかけた国。

様々な理由で、逃げ出せない住民達。それ以外の人間は、

血に飢えてるか、狂ってるかのどちらかだろう。そうだ、

私もきっと・・・。私はこの国へ来る途中、一目で盗賊

に見える恰好を選んだ。実は、私は”盲目のシスター”

と呼ばれる神秘的戦闘修道女の一団に属してた。(居候の

身でも、何か役に立たなければ・・・)だが、この目は、

人目を引きすぎる。だから、義眼を使用していた。心眼。


彼女らの神秘的秘術法の結晶。これを会得するのに、約、

10年以上は素質が有っても必要と言われる。それを私は、

一年足らずで成し遂げた為、反感を買う。それが無くても、

私の、やっかい者の上、男の身で、修道女になる為の努力

たるや、並々ならぬものなのだ。女性への性欲を男性への

性欲に変化させた、自己暗示・自己催眠。・・・ふっふふ、

早くワトーにこれを見せてあげよう。だが、西の町外れへ

行く途中、酔っ払いにからまれた。「よぉう、巡礼者さん。

その包丁を、おでによこしてえ、くれないかぁ?」赤い顔、

しかし、明らかに酔っているのだが、その表情の中に真剣

なものが含まれていた。今でも、血と膿と怨念が流れ続け

ている為に、布で包んでたが。突然、酔っ払いはその包丁

を地面に叩き付け、踏み潰した。「へっ、これでアイツら

も気が晴れるだろな。ブッチャ~ブッチャ~ブッチャ・・」

包丁を持っていた悪魔の名前を叫んでいた。(潰れた物は

仕方がない。ワトーに見せられないのが残念。いや見せなく

て正解かもな。あの悪魔の手下に、酷い目に遭ったのだから。


ワトーは、西の町外れで、法外な値段で、闇ルートの武具や、

金さえ払えば、自分の体すら売る少年だった。初めて会って、

一目見て、気に入った。本当は心の優しいワトー。だけど、

過去に不幸があり、ひねくれてしまったワトー。自分の義足

に劣等感を感じるのが辛いワトー。だけど、私が一番好きな

ところは、体。若くて、とても、感じやすく、すぐイクとこ。

私が男だと分かった時も、さほど動揺していなかった事から、

男同士は初めてじゃ無かっただろう。でも、終わってから、

「気持ち良かったよ。」と言ってくれたのは、嬉しかったな。

まあ、後で延長料金をちゃっかり取られたケド。でもイク時、

鍛冶屋の名前を、無意識で呼んでたの、本当に気づいて無い?

これから、ワトーくんに会いに行くところ。今日はとっても

疲れたから、う~んと、サービスをしてもらおっと。この後、

私には、地獄の試練が待っている。だから、今は楽しもっと。


・・・地獄の底でまどろんでいる魔王は、それを眺めていた。



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