銀河パラダイス

 オリジナルのケモノ耳の少年を描いた、MACHOのラフ画を中心に、ミィ~ネの駄文も

海外有名MMO続

2011年06月10日 07時08分51秒 | 版権
◆ディアブロ演義◆

「繋がれし者と、放たれし者」

”ブリザード社”の”ディアブロ1・2”を引用・曲解した内容です。

*この作品はフィクションです。実際の人物・団体等と、無関係です。

(C)ミィ~ネ(&ミネコウ)

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・・・目の前に、凶凶しい鎖で繋がれた何者かが存在した。


今までの、辺り一面が真っ白の空間から、急に色彩が戻り、

そのことに気を取られていた瞬間。私は間違いなく、その

名前を知っているのに、思い出せなくて、もどかしいのだ。


「東だ、東へ向かうのだ。刃向かう者どもは、全て滅ぼす」


自分の口から、思いもかけない言葉が出る。同時に、初めて

なのに、なぜか懐かしい感じの映像が、記憶の様に浮かんだ。


人で無い者達の世界。不思議な時の流れ。天界との長い戦。

・・・そして、裏切り。だが、常にどんな危機の時にでも、

強固な安心感がある。二人の兄達が、守ってくれるという。


『メフィスト、バール』何も考えずに、何かを呟いていた。

(今度は、僕が兄様達を助けるね)誰かの声が頭に響いた。


・・・次の瞬間、鎖に繋がれた者の姿が見えた。俺の姿だ。

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■黒き放浪者・ワンダラー


そこには奇妙な棒があった。(なんで、こんなところに?)

食料などこまごまとした持ち物を整理していた。その中に、

少し煤けてはいるが、何かの棒が入っていた。(義足だな)



(最近なぜか、妙な夢ばかり見るし、記憶もとぎれとぎれ)

ハッキリと覚えているのは、どこかの国で、戦った記憶だ。

懐かしい感じのした、初めて訪れる国。腐臭が常に漂う所。



戦いの中、必ず、懐かしい者との出会いがあった気がする。

それと、戦いの後には、いつも、誰かに会いに行った気が。



風が吹く。直撃を避けたが、前髪を少し斬られてしまった。

(国一番の鍛冶屋が、鍛えに鍛えた大剣では、分が悪いな)

この華奢な体に、一撃でも入れば、たまったものではない。



「私の髪は高くつくからね」言葉とは裏腹に、逃げていた。

相手が追いかけるのを確認して、深呼吸をして印を結んだ。



『まだ消えぬ憎悪の炎を、我が行く手を阻む者へ与えよ!』

地面から業火が現れ、目の前の巨大な骸骨は、炎に呑まれた。



(これで、汚された魂は浄化されたか・・・さようなら父上)



私が目を覚ますと、不思議そうに見詰める瞳。「ワトーか?」

何者か覚えていないが、ふと、その名前を頭に思い浮かべた。



「どうしたんです?顔色が悪いですよ。私は、マリウスです」

「今日はもう休みましょうか。私もクタクタで動けないので」

私はコクっと頷いた。気遣って貰うのが、無性に嬉しかった。



その晩、マリウスが寝静まったのを見計らい、起き上がった。

荷物入れから、あの棒を取り出して、その先端を舌で舐めた。

見つけてからずっと、毎晩、私はそれで自慰を行なっていた。


(この義足が、私にとって何なのか分からない。だが、私は)


極力、声は抑えているつもりだったが、腰布を外し、挿入を

始めると、理性のタガが外れてしまったようだ。気が付くと、

マリウスが私の痴態に見入っていた。「あっ、これは、その」


侮蔑やののしりを覚悟したが、いくら待っても何も聞こえない。

勇気を出して、顔を上げて見ると、彼の頬に赤みが混じっている。

「あなたみたいな人でも、こんなことをしたくなるんですね」

(似てる・・・その顔、誰かに。とても、会いたかった人に)

その後は、なんとか恥ずかしさを我慢しながら、寝屋に戻った。


それから2~3時間ぐらい経っただろうか。突然、私の布団に、

誰かが潜り込んできた。「すみません、やっぱり我慢出来ない」

とまどう私を尻目に、強引に唇を奪った。「んんん、ちょっと」

「あんな棒よりも、あなたを喜ばせられますよ」服を脱がされた。

青年は、見かけよりも強引な性格だった様だ。(あ、でもいい)


私は、久しぶりの人肌を堪能し、満足して眠りについてしまう。



強烈な熱風が、私を襲った。地獄の炉に近いという、灼熱魔法だ。

魔王ディアブロの怒りの炎である、アポカリプスが眼前に迫った。

しかし、私が持っていたお守りが冷気を放ち、辛うじて助かった。


『愚かな人間よ。昔から、名誉と力に飢え、本質も見抜けぬ者達』


すぐに第二波が放たれたのを見て、私は敗北を覚悟した、その時だ。

「全てを奪われる前に、僕の最後の気力を」魔王の体が一瞬止まる。

(アルブレヒト王子・・・私を、この不肖の兄を助けてくれるのか?)


私は、それまでの迷いを捨てて、ディアブロを葬った。「石を!」

アルブレヒト王子、私の弟の声がする。私は、妖しく輝く赤い宝石

を、魔王の額から剣で抜き取った。『よくやった、我は開放された』


私はその場から立ち去った。一人の少年の亡骸を両手で抱きながら。



眩しい光の存在であり、希望をもたらす囚われの大天使は、つぶやく。

『既に悪は解き放たれた。人間に残されたのは、あがくことしかない』

『・・・だが、諦めない限り、可能性はあるのだ。私は待つとしよう』


魔王3兄弟が復活して、この世界に破滅をもたらすのは、もうすぐだ。

「ディアブロよ、我が弟よ!お前が先に地獄へ凱旋し、恐怖を広めよ」

「人間が、人間が見る光景では無かったよ。なんで、私がこんな目に」

(俺は、俺は、俺は、何だったんだろうな・・だけど、何もかもが全て)


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1 コメント

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出会い系 (出会い系)
2011-06-10 12:24:19
こんにちは!いつも拝見しています!たまにカキコします(゜∀゜)
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