娘がダイビングの講習を受けている間、車で送迎をしてくれたスタッフのコパンさんがいました。
ホテルの玄関ではじめて会った時、笑顔で握手を求めてきた彼は日に焼けたがっちりした身体つきで、腕にはタトゥー、長い髪をひとつに束ねたいかにも海の男という風貌で、マリンスポーツなら何でもできそうな雰囲気でした。
でも日本のお菓子みたいな名前が可愛いし、人なつこい笑顔が優しそうだな、と思いました。
後日、インストラクターの女性と話す機会があって、コパンさんの話題になりました。
実はコパンさん、ああ見えて何度勧められても体験ダイビングもやりたがらないのだそうです。
根っからのバリ人だから、海には魔物がいると思っているとかいないとか。
人は見かけによらない、という言葉がぴったりなコパンさんです。
