夜間中学に関するシンポジウムに参加してきました。知らなかった現状も教えてもらったし、脳みそにとってなかなかの刺激になりました。ん~、なかなか良いものですね♪
印象に残ったことをいくつか。
虐待サバイバー当事者グループ「からすの会」の菊池啓さんからのお話。
虐待を受けて育った人は新しい環境で自分が虐待を与えてしまう(「再演」というそうです)。性虐待の場合、一人の性虐待犯罪者が虐待を与える対象は380人になる。それが「再演」によって性虐待が繰り返されると、被害者の数はすぐに膨大なものになる。これをどこかで誰かが止めなければならない。
虐待を受けた人は自己否定的になり、その事実があらわになることが少なくないばかりでなく、被害者自身が自らの存在価値を認められずに自死する事例が少なくない。
正直なところ、虐待・性虐待が非常に深刻な問題だとは思っていたけど、数字や具体的な事例を知ることで、その深刻さを現実的に、より深いものだと感じました。
大阪市の夜間中学関係者(スタッフも生徒さんも)から教えていただいた事実。
大阪市が公立夜間中学を二つ廃止しようとしている。しかも現在通う生徒さんたちなどの関係者の意見を聴く機会を持たず、議会で決定した結果だけを通達してきたらしい。これは「教育機会確保法」(正式名はもっと長いそうです。安倍政権時の官僚前川喜平氏が長の時期に制定されたもので、それ以降政府は夜間中学設立を推進するよう自治体に求めているとのこと。その夜間中学が不登校生徒の受け入れ先であることも望まれている)に反する行為で、夜間中学が不登校生のものとするにしても、諸事情で学齢期に教育機会を得られなかった人たちを排除するのはおかしい、どちらもともに学習できる場所として確保すべきだし、できるだけ通いやすい場所を確保すべきだ、ということ。
前川氏が官僚の時代から「誰もが教育を受ける機会を保障する」ということにこだわってきて、法律を作る力になっていたことを知りました。安倍氏に排除された印象があるのに安倍氏批判をさほどしてこなかったのは、自分のこだわりが「教育の機会平等」にあったことを知りました。あ~、なるほど~、そうだったのか~。
また、教育に関する税金の使い方で、大阪市が「誰もが平等に教育を受ける権利」のために使うときに、潤沢なお金があるわけではないので、多数派の人に優先的にそれを使おうとしている印象を持ちました(行政の方が来ていらっしゃらなかったようなので、それが正しいか確かめられませんでしたが)。「平等に」というときには、多数派も少数派も、もっと言えば一人一人の事情にできるだけ対等に対応できることを目指すべきだと思うんです。勉強ができる子もできない子も、運動ができる子もできない子も、家庭事情で通える子も通えない子も、両方が同じだけの機会を保障されることが「平等」じゃないかな、などと考えていました。
大阪市って、維新政権ですよね。こんなことが大阪で行われているんだったら、奈良の維新所属議員も同じことをするかもしれないから、私は支持できないな、と思いました(ただの感想ですので、候補者の所信はしっかり読ませてもらいますけど)。
それ以外にも、岡山や京都で自主夜間中学を不登校性も受け入れる形で推進している方のお話も伺いました。私がスタッフ参加している自主夜間中学では、外国にルーツがあって日本で住み、生活し、学ぼうとする人が中心になっている現状ですが、これからの在り方を考えるうえでの示唆をいただきました。
あ~、これだけいろいろ考えたのは久しぶりや~(笑)。
甘いものが食べたくなって、帰り道の天王寺駅で甘いものを買って帰りました。
千鳥屋宗家の「みたらしパイ」。「みたらし小餅」(小さな団子の中にみたらしの甘いたれが入っている、千鳥屋の名物の一つ)を小豆あんで包んで、さらにパイに包んで焼いたお菓子です。食べて楽しい美味しさでした♪
晩ご飯は、タラ汁、手羽先、スパサラ、漬物(大根の甘酢、里芋のキムチ、白菜のキムチ)。酒飲んだよ~!(^▽^)
ヤオヒコでたまに安く出るタラのアラ。たくさんの具材(今日は、白菜、ニンジン、大根、青ネギ、里芋、豆腐、シイタケ)と一緒に白だしで煮込んだ汁ものです。自家製柚子胡椒を入れて楽しみました♪ これ、ホントに美味しいです!
私得意の手羽先焼きです。塩、おろしショウガ、おろしニンニク、タカノツメ、花椒、たっぷりめの酒でよくもみ込み、15分ほど寝かせた手羽先を、フライパンに薄くサラダ油をひいて中火で表裏5分ずつふたをして焼いたものです。けっこうシンプルな料理ですが、酒を飲むのにとても美味しいです♪
スパサラは私のリクエスト。美味しかった~!
ホワイトデーに妻に贈った白いラナンキュラスが、開くにしたがってピンクになってきました。ん~、いいねぇ~♪
体に無理せず、良い一日を過ごすことができました♪