箒を乗り換えた魔女 (@ @ !

2010-12-17 11:36:00 | 日記
photo by mischa from OCNフォトフレンド

 外に出てみるとその国の気風が特に感じられる時があるのが、交通機関の振る舞いである。

旅行者は長くその国にいる訳でもないから一概に断定はできないにしても何度か同じような状況ににぶつかれば、なんとなく様子が分かろうというもので・・・

 パリでの事、東京なら地下鉄を利用する所なのだが、面倒を省くためにタクシーを利用する、街並みの優雅さに比べれば路面の自動車すこぶる走行マナー悪い、割り込む、急ブレーキ、クラクション、怒鳴る・・・!

 で今日もタクシー乗り場で一台をつかまえて乗り込んだ、毛糸帽子の小柄な運転手、MICの「ボンジュール」に「アイヨッ」応えて
振り向いてニタリと笑った・・・・

ありゃあ@!どう見ても80過ぎの婆ちゃんだぁ、帽子からはみ出た髪は真っ白で昨日まで箒で飛んで歩いていた魔女さながら・・・!

 「コンコルドのラファイエットホテルまで行っとくれ」
「おい来た、好いともさコンコルドラファイエットね、コンコルド・ラファイエットか・・・?」何度もオウム返しに繰り返しなら、婆ちゃんは上機嫌でMICが気に入ったのか?愛想よく建物を指さしながら色々説明してくれる、自慢じゃないがフランス語なんざぁ、さっぱり分からん、が・・・好意は分かるからMIC「ウィ、ウイ…」

婆ちゃん一層熱が入るそのうち他車に割りこまれて急ブレーキ「こん畜生気をつけやがれっ」怒鳴る・・・!
挙句後ろを振り向いて両手広げて二タリと笑って
「アタイとしたことがとんだドジを踏んじまったよ!」

(おいおい!勘弁してくれよ運転中はハンドルから手を離さないでよ!)

 で・・・往路と違う変な横丁に入り込んでホテルに着いた、すごいね往路の1割安かった、パリを熟知したベテランなんだ、やっぱり昨日まで魔女だったに違いねぇや・・・@!*(驚き)*

 でも何となく1960年代の日本の神風タクシー思い出したよ *(ニヤ)*♪~

アイガー北壁