静岡県、特別支援2校新設 浜松と伊豆の国、21年度開校目指す
(2017/1/26 07:50)
知的障害特別支援学校の新設予定地
静岡県教委は25日までに、知的障害がある児童生徒を対象にした教育機関へのニーズの高まりに対応し、伊豆の国市と浜松市北区にそれぞれ特別支援学校の本校を新設する方針を固めた。両校とも2021年度の開校を目指し、17年度県当初予算案に関連事業費を計上する。
伊豆の国市では18年4月に隣接地に移転する予定の東部特別支援学校(肢体不自由)の跡地、浜松市北区は浜松湖北高に統合した旧気賀高の跡地に整備する計画。伊豆の国市は100~200人規模、浜松市北区は200人規模の本校を新設する方向で調整している。
県内には知的障害に対応する県立特別支援学校が本校、分校、分教室を合わせて計26校あるが、児童生徒数は各地で大幅に施設規模を超過しているのが現状。
沼津市の沼津特別支援学校では施設規模224人に対して350人(規模比156・3%)、浜松市浜北区の浜北特別支援学校は164人に対して336人(同204・9%)が通学。沼津特別支援学校は伊豆市や伊豆の国市などから毎日2時間をかけて通学する児童生徒も受け入れ、浜北特別支援学校でも北区から通う児童生徒の長時間通学が大きな負担になっている。
県教委は特別支援学校の施設整備計画の抜本的な見直しを進める中で、伊豆の国市、浜松市北区周辺について特に早急な措置が必要と判断し、本校新設の方針を固めたとみられる。
これにより、沼津、浜北の両特別支援学校の学区が分割され、施設規模に見合った児童生徒の受け入れが可能になると見込まれる。
静岡新聞ニュースを貼付させていただきました。
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