新潟県で新潟市内から一番近い温泉街だろうか。
新潟駅から白新線に乗り豊栄駅で降りると、各温泉旅館のシャトルバスが迎えに来てくれる。
自家用車であっても、新潟市内から40分程度だろうか。
越後平野が広がる景色を進むと、山の手前に突如温泉街が現れる。
硫黄の香りが漂うお洒落な温泉街である。
筆者はその中でも清風苑に宿泊した。
清風苑の温泉は5号井と6号井の2つの源泉を引き込んでおり、また源泉風呂と沸かし湯の2種類がある。
写真は源泉風呂の入り口である。
源泉風呂は、大人が20人程度入っても足を伸ばせるような大きな浴槽に加え、露天風呂もある。
露天は3,4名程度が浸かれるくらいだ。
泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)で、エメラルドグリーン色の硫黄の香りが強い湯である。
硫黄の含有量は日本トップクラスだそうで、湯上り後の肌のしっとり感、保温感は相当のものであった。
なお、硫黄の香りも肌に染み込み、1日経っても穂のかに香るくらいであった。
一方、沸かし湯はお湯が足されており、比較的硫黄を感じることもなく軽く温泉を堪能できる。
源泉風呂よりも広く、開放感はこちらの方が上であった。
あくまで温泉の評価であって旅館の評価はしないが、和風な館内で、ホスピタリティに満ち溢れた旅館であった。
筆者の経験の中でも、これほど硫黄を感じ、肌の仕上がりを感じた温泉はそう多くはない。
温泉好きであれば、間違いなく好きになる三ツ星温泉であろう。
★★★ 新潟県新発田市月岡温泉278-2
含硫黄―ナトリウム―塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉) 源泉湧出量:581L/分(5号井,6号井合算)
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