こんにちは。
はかりの三和屋、奥田です。
「度量衡」という言葉を覚えていらっしゃいますか？
おそらく、歴史の授業で見たのではないかと記憶しています。
度量衡とは取引のための単位、またはそれを測定する機器のことで、
字はそれぞれ、長さ、容積、重さを表しています。
「はかり」と言うと、どうしても重さをはかるイメージが強いですが、
度量衡という言葉には、確かに様々な計量が含まれています。
付け足したいとすれば、現代では時間でしょうか。
度量衡(単位)を定めることは、暦法を定めることと同様の
権威の象徴であったそうで、その影響力がうかがえます。
長野県の「松本市はかり資料館」は、
旧竹内度量衡店の店舗と土蔵を松本市が改装した施設です。
昭和61年まで営業していた竹内度量衡店は、
元々中南信地方の度量衝器を一手に引き受けていたそうです。
松本市はかり資料館には、国内外の
度量衡に関わる資料約1000点が収められているということ。
歴史を感じるには、写真でも十分魅力的ですが、
本物も見られるともっと素敵ですよね。
毎年11月3日には特別な展示もあるらしく、
可能なら年内にぜひ行ってみたいと考えています。
