今回は、1979年10月に山陽本線 / 西条駅で撮影したEF59形電気機関車です。
広島県内の山陽本線 / 瀬野・八本松駅間上り線は登りの急こう配が存在し、重量貨物列車には現在でも列車の最後尾に後ろから列車を押し上げる補機が付き運転されています。
現在、その補機には新型のEF210形電気機関車300番台機が運用されていますが、撮影当時は瀬野機関区に配属されたEF59形電気機関車がその任に当たっていました。
EF59形電気機関車はEF53とEF56形を改造して誕生したこの区間専用の電気機関車で、重量貨物列車では2両のEF59が補機として運用され、貨物列車は八本松駅の次の駅、西条駅で停車し補機のEF59の切り離しが行われました。
今回の写真はその西条駅で撮影したものです。
EF59形が2両で押し上げる重量貨物列車は迫力があり見ごたえがありましたが、それ以前の大型の貨物用蒸気機関車D52形が2両補機に付き運転されていた頃は、相当な迫力ある様子を見ることができたことと思います。EF59 11(瀬)
EF59 6(瀬)EF59 11(瀬)
EF59 1・EF59 11(瀬)EF59 11の製造・改造銘板
(写真すべて)
撮影日:1979年10月11日
撮影地:山陽本線 / 西条駅