早苗さんは社会に出て初めての職場で、出会った彼に恋をして付き合いましたが。結局はその彼は早苗さんの知らない内に、別の女性と結婚するという事を打ち明けられ、何もかも手に付かない状態になりました。
https://ameblo.jp/miya-ritumei/entry-12416863488.html
----- 結婚・離婚 -----
初めての恋に失恋をしてしまった早苗は、大きく心を傷付けて会社に出勤できなくなってしまいました。
食事も喉を通らなくなり、何もする気にならなくなったのです。いわゆる引き籠りに陥ってしまいました。
その結果、何日も会社を欠勤する事態に陥ってしまいました。
そんな状態に陥っても彼は早苗に一切の連絡をしてきません。
会社内では彼と早苗の関係は広く知られていました。
彼は結婚を機に別の会社に転職をしてしまい、それっきり彼からの連絡が有りません。
心配した同僚や友達が早苗の家によく訪ねてきました。
早苗が失恋から立ち直るのには3ヶ月ほども掛かりました。
その間、早苗は会社をいったん休職扱いにしてもらい心の静養をしていました。
そんな時に熱心に訪ねて来てくれた男性がいました。同じ会社の同僚で、その男性は早苗と彼との関係は知っていましたが、彼との関係を一切問い詰めることもなく、早苗のことを心配してくれました。
その同僚の男性Yは、早苗の所に尋ねて来ている内に、徐々に早苗に親密に接するようになってきたのです。しかし、早苗はその男性Yに好意を寄せるどころか関心すら示しません。
それでもYは、週に何度も訪ねてくるようになっていったのです。
そして早苗に会うと様々な良い条件を提示し求婚を迫るようになっていきました。
「早苗さん、僕はお酒を一滴も飲まないよ。早苗さんのお父さんは酒乱だって聞いているけど、僕は大丈夫だよ」
早苗は、Yの言うぶっきら棒な言葉の表現に、あまり良い気分はしなかった。しかし、Yに対して言い返す言葉も無かった。
そしてYは訪問の度に高価な見舞い品を持参した。
高級メロン、高価な牛肉、ブランド品の品物などを惜しげもなく持参した。
そして、Yは二言目には「僕は早苗さんを不自由にはしないよ、家も建ててやるよ、プール付きの家も作るよ」
早苗の家は、父は酒乱で稼ぎも少なく、母は夜遅くまで働きに出ていて寂しい家庭だった。さらに貧乏が追い打ちをかけて、家はボロボロ、欲しいものも自由に買えなかった。
そんな早苗は、Yは男性的な魅力は微塵も感じなかったけれど、もし結婚したら裕福な生活が出来るのかなと、少しは希望を感じ始めた。
熱心なYの求婚のその勢いに流されるままにしている内に、早苗はYの事をあまり深く考えずに承諾してしまった。
Yはとても熱心に結婚の準備を整え、最終的には結婚をしてしまった。
今になって早苗は考えると、初恋の彼の事を忘れるためにYと付き合っていたと気付いた。失恋の落ち込んだ気持ちを紛らわせるためにYと付き合い、結婚に至ったということだった。
結婚して2年目に子供が生まれた。
その頃からY(亭主)の様子が変になりだした。
家の中でも亭主は何処か元気が無いが、早苗が問いかけても「別に…、何でもない」と答えるだけだった。
亭主の様子が変になりだして1ヶ月ほどの頃、突然に亭主が夕方になっても会社から帰宅しなくなったのだ。
亭主の実家に問い合わせても、何の連絡も無いという。
早苗は警察に捜索願を提出した。
亭主が帰宅しなくなって二日目に、亭主の会社から電話が入った。
亭主が病欠で1週間の休暇願を出していたが、その休暇期間を3日過ぎても何の連絡も無いが、亭主はまだ具合が悪いのか? という問い合わせだった。
亭主が早苗に一言も相談なく勝手に病欠の休暇願を1週間出していたとは夢にも思わなかった。
亭主は毎日、何もなかったかのように出勤して、いつもの時間には帰宅していた。
早苗は亭主が自殺でもするのではと心配で、毎日心当たりを探し回ったが手掛かりは無かった。警察からも情報は入らなかった。
早苗と亭主の間には諍いも無く、何の問題も無かった。
むしろ早苗は亭主には常に優しく接していたつもりだ。
亭主が帰らなくなって1週間目に会社の担当者が早苗の自宅に訪問した。
担当者の話に寄ると、亭主は今回の病欠以外にも数回の無断欠勤と病欠を繰り返していた。そんなことは全く知らない早苗は愕然とした。
担当者は個人的な思いとしながらも「奥さん、こんなことを言いたくはないですけど、私が彼の勤務態度を見てきて思うことは。奥さんは彼とは離婚した方が、此の先に不幸な目に遭わなくてよいですよ」
さらに担当者は続けた。
「彼は今回の欠勤で解雇することが検討されています。おそらく解雇になると思います。解雇された場合に一応、退職金は支払われますが、彼には渡さない方がよいです。奥さんが自分の口座に移すようにしてください」
そして亭主は解雇された。
解雇から1週間が過ぎた時、亭主はふらりと帰って来たのだ。
早苗が問い詰めると、何処でどうしていたのかも答えず。
「もう絶対にしないから」を繰り返すだけであった。
その後も亭主は何処に努めても長続きせずに、最終的に離婚した。
離婚に際しての慰謝料の支払いも無ければ、子供の養育費すらも支払わなく、亭主は行方知れずとなった。
生活に困窮した早苗は幼い子供を親に預けて、会社勤めをすることになったのだ。
★★★★★★★★★★★★★★
新・紫微斗数の鑑定ご相談は
宮立命公式サイトへ
ご訪問は下記アドレスをクリック
http://miya-rithumei.com/
★★★★★★★★★★★★★★