迷うことなど
なかったのに、ね。
と
前置きしてみる
それほどのことでも
なかったのに、ね。
と
いいわけしてみる
でも
それは たぶん 確かに
歩まなけれなならない
道のひとつで
知らずにはいられない
未知のひとつで
迷うことなど
なかったのに、ね。
と
前置きしてみる
それほどのことでも
なかったのに、ね。
と
いいわけしてみる
でも
それは たぶん 確かに
歩まなけれなならない
道のひとつで
知らずにはいられない
未知のひとつで
きみには 見えている
泣き言なんで
言わなくても
涙声なんて
出さなくても
きみには 見えている
たとえ
それが
季節の挨拶の
ひとつだって
たった
一行だって
何の変哲もない
唐突な便りの
ほんとうに書きたい
その 本文を