みちのくバイク人

過去の遺産に想う...

昨日、旧松尾鉱山の資料を見る機会を得ました。
多くのページがある資料ではありません。

今年の春、八幡平アスピーテラインをドライブしたときのこと。
古いアパート郡を遠くに見かけました。
鉱山があった町の生活の跡です。

資料には、花輪線の大更駅から松尾鉱業鉄道が延びていたそうです。
これは驚きでした。全線電化された単線だったそうです。
もちろん現在はありません。

標高900mの、雲の上の楽園、鉱山町は繁栄を極めました。

そして、昭和49年頃から衰退の一途を辿ります。

実はちょっとした思い出があります。それは中学生の頃。
鉱山町にあった生活学園高校に同級生が進学したのです。
全寮制の高校ですね。
実家の近くに住んでいる普通の女の子でした。

高校は市内の公立高校に進学する時代。
何故に家を離れてまで、何を想って全寮制の高校に進学するのか?。
疑問を抱いたことを覚えています。

もしかしたら雲の上の楽園に何か希望を抱いたのかもしれません。
それは、高校を出て将来をその町に託したかったのかもしれません。

小さな記憶は、今も廃墟となった町と共に自分の心の中で生きています。
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