昨夜、布団に潜り、ぼんやりしてたら、懐かしい風景が浮かんできた。 時々夢にも見る光景で、それは小さな漁家の町。 細い道がいっぱいあって、駄菓子屋、床屋、本屋、そして市場がありました。 そうそう、銭湯や小学校、神社もね。 夢の中に出る、幼いころの町の風景。 いつしか、一度散策でもしてみようかと思ってました。 数十年前に歩いた小道。 結構、強い気持ちでいたんです。 ところが震災で、道まで失った。 あの道は、もう歩けない。 建物も無い。 津波は、自分の願いまで消してしまった。