
尾崎豊を探して
2020年1月全国公開
生きることへの苦悩を鮮烈な言葉で歌い、問い続けた尾崎豊。その26年の短い生涯は、いったいなんだったのか。
今を生きるすべての人の心に激しく叩きつける、真実の姿。
400時間の映像を編集
十代で3枚のアルバムをリリースし、『卒業』や『I LOVE YOU』『15の夜』など今も語り継がれる数々の名曲や伝説を生み出し、1992年に26歳で逝去した尾崎豊。
新宿ルイードでのデビューライブ、地方公演、ニューヨークでの休養期間、大阪球場や代々木競技場でのライブ、そして何気ない日常。
尾崎豊生誕55周年を記念して、本作品ではそれら400時間にも及ぶ映像記録を再編集して公開する。
隠しきれない秘密
オーディション合格直後から尾崎とともに歩んできた須藤晃はこう話す。
「泣きながら『卒業』を歌う尾崎の映像を初めて見た。そこに彼の隠しきれない秘密を見た気がした。
彼を追いかけているだけの時間だった気がする。絶対に追いつかない、捕まえようとするとふっと消えてしまうような。
彼の言おうとすることを作品に落とし込むことだけに必死だった。正体を見たことはなかったんじゃないかと不安になったことが何度もある」
「尾崎豊を探して-The Truth of OZAKI YUTAKA-」は、来年1月から2週間の限定公開。
編集後記
1992年の尾崎豊の逝去から、四半世紀以上の年月が流れました。
しかし、毎年、命日や誕生日になると、渋谷の歌碑前には全国から老若男女の尾崎ファンが集まって彼の歌を合唱し続けるなど、今でもファンが増え続けています。
「尾崎豊」という存在と楽曲には、時代や世代を越えて人の心の中に残り続ける特別な何かがあるのではないでしょうか。
尾崎豊の本当の姿を探し続けることで、その答えが見つかるのかもしれません――。
【記事/画像引用】 「尾崎豊を探して」「スポーツ報知/2019年9月10日(火)」