中心市街地活性化の考え方
※2009年5月14日現在
1.コンセプト
【交通観光】
「釧路川 リバーサイドの感幸の促進」
釧路には、他地域にない自然の魅力が豊富にある。代表的なのは、釧路川に関連する自然。
これらを中心市街地にとり込み、MOO、商店街、末広飲食店等へのアプローチの役割を果たす様々な観光プラン、アイデア、イベントを考え、促進をはかる。
≪世界三大夕日 ・霧の街 ・異国の風情 ・ロマンチックなイメージ≫
【商業活性化】
「中心市街地 and Before(アンドビフォア)」
中心市街地にて釧路の本来の美しさと本当に大切なものを取り戻す。
安心安全な食べ物、地産地消を含めた生活必需品商品の回復、買回り品を含めた文化商品、時流に合ったファッション関連商品、健康関連商品、特長ある飲食等の専門店の導入等を促進し賑わいを創出する。
釧路イメージを反映させるまち並みの再現。
【まちなか居住の促進】
「自然と都市機能を生かしたまちなか居住の促進」
釧路川リバーサイドの自然をとりこみ、都市の便利性、安全快適性を感じる居住環境を形成する。
2.再開発事業
空き店舗、空きビルの再生を単体で進める内容では集客効果としては薄いと考えられる。
面と線の両面でとらえた効果的位置をとらえ、道路を含めたゾーン開発の必要性があります。商業、文化、居住等をとらえた複合化施設想定します。
具体的には核として、食品スーパーを位置付け、ファッション関連ゾーン、文化用品関連ゾーン、飲食ゾーン、地場の食品対面ゾーンにて、屋外型の商店街をイメージ。
地場産品を含めた地産地消店舗の配置、郊外型SCと異なる地元主導による対面専門店のテナントミックスを考えていく。
他高齢者を意識した医療モール、ケア施設、等の健康促進ゾーン、パスポートプラザ、託児所、温浴施設、ミュージアム施設、等が考えられる。
また、上部には居住促進として、高齢者マンション、賃貸マンションをのせて、釧路川のリバーサイドの自然をとり込み、都市の便利さ、安全、快適さを感じる居住環境を形成していく。
3.ビル再生化、空き店舗再生
①北大通10丁目・旧ベスト電器跡ビル再生計画
アグリビジネス、アグリゼーション等の考え、阿寒町の農業、酪農について地産地消店舗を通じてアピール、活動する拠点とする。
地域の農林水産者と商業者の連携を推進する。
また、中心市街地活性化に寄与出来る「お休み処」「サテライトスタジオ」「コミュニティ団体等の事務所」等の設置を考えている。
現在、事業化に向けて検討中事業主体となる部分にて、組織形態、資金、補助メニューに於いて検討中。
②駅前大通地区
・飲食店の導入推進・・・ホテルの増加に伴う対応現在 推進中
・観光物産店舗の創出・・・駅を含む駅前ゾーン現在 推進中
③空き店舗情報の強化・・・まちづくり釧路にて最新情報、内容の確認等を調査、情報収集および提供(現在、継続推進中)
④入舟4丁目プロジェクト再生計画(旧港町ビール建物)
現在、地ビール製造中。1Fでかもめ食堂営業中。かもめ市場、定期的に開催中。
2Fのテナント誘導を検討中 2F賃貸オーナーを検討中
【目的】 建物内部の活性化により、外装及び内装の一部を刷新
リバーサイド感幸に貢献
現在 経産省の「中小商業活力向上事業補助金」を活用すべき、市、建物オーナー、入舟4丁目プロジェクトにて事業内容の詰めを行っている段階である。
10月計画申請、12月事業認定を目指し推進中。
4.北大通道路による活性化
①歩行者天国の創出
・北大通6丁目~8丁目(中心街商店街組合)土、日、祝日に毎週、歩行者天国として賑わいを創出する。
・地元若者にて年間スケジュールに基づくイベント計画を作成しており、それらを基に、今後、地元警察署と協議していく予定。
※現在、推進中(時期をみて正式要請予定)
②駐車帯の設置
北大通車両通行帯は、現状としては必要以上に広くなり、商店街としての賑わいが保たれにくい状況でもある。
ショッピング機能として最も重要な駐車機能を確保することにより、ショッピングの充実性に寄与できるものと考える。
時間制限、標示による規制を警察署と協議していく予定。(時期をみて正式要請予定)
③歩道のバリアフリー化
現在、北大通歩道にて進められている歩道のバリアフリー化を引き続き、北口地域である共栄大通り、若松地域へも進めていく。
現在、推進中。時期をみて正式要請予定。
5.釧路駅への要望
重点プロジェクトである「鉄道高架計画」が先の見えない状況により、現駅舎が現状のままで良いとはならず、一部リニューアルを要望していく。
外壁、内部供含め、空きスペースの活用(1F)も合わせて要望していく。
※リニューアルと空きスペースの活用
今後、JR釧路駅への要請内容を含めて検討していく
6.釧路駅北口ゾーン
①高齢者マンションの創出・・・ 住宅地域であり、病院が多い。
現在 現時点では創出物件はなし。引続き推進していく
②商業、賑わい活性化策として、空き店舗を活用したイベント事業。
・お茶の会・桜の木の下で・・・共栄女性部
・食堂構想、ロープライスにてメニューの提供・・・コミュニティの場として活用(若松商店街)
・地産地消店舗の促進(共栄・若松)
現在、上記3点推進中
③防犯カメラの設置申請2台(道へ)3月中・・・安心安全の商店街(若松商店街)※現在、申請済み(進行中)
④地域の飲食マップ作成の検討 自分達の手作りにて … 若松商店街
※現在、推進中
7.その他
①(仮)高校美術部アート展の実施
まちづくり釧路、釧路市にて推進中
北大通商店街にて、高校美術部の絵をショーウインドに提示する(釧路市内8校)
依頼事業所は主に金融機関
時期は10月末~11月初め 約1週間~10日間位
商店街の賑わい、アート文化の向上、高校美術の発表の場と生徒の発揚
現在 予定通り推進中
6月初旬高文連会議にて正式決定予定江南高校、上野先生、市、まちづくり釧路と連携をとりながら推進していく
②バス会社と商店街との連携強化
200円区間の買い物客に100円割引案等商店街等に試験実施の働きかけ等を行う
現在 和商、駅西商店街地区にて高齢者地区より定期的バス路線を活用し、集客を検討中。
又、MOO~北大通~和商のシャトルバスを検討(期間限定)。
調査事業として取り組み、市 or 道の補助金活用を予定。※推進中
③サイクリング車の利用
わっと、入舟4丁目にて実施・・・今後の課題
現在 実施中であるが、課題等踏まえ改善していく
④リバーサイド パラソルショップ
イベント活用:リバーサイドにて、市及び商店街イベントにて、リバーサイドにてパラソルショップの募集。
その管理運営を計画中・・・まちづくり釧路
※今後、各商店街等へ働きかけ、具体的スキーム、予算等を作成し推進していく
⑤フィッシャーマンズワーフMOO
多角方面よりのリニューアル計画の必要性・・・課題等の詰め(売場、商品、事業費)
現在 新たなる課題等が発生している(バス券売場の撤退)。これらを含めてMOOとの内部協議を進める。
⑥商人(あきんど)塾の開設
中心市街地内を対象とした店舗(個店)のレベルアップを図り、繁盛店作りとともに商店街の魅力をアップする事を目的とする。
塾開設に向けて講師、各商店街と検討していく。現在 市を通して具体化に向けて推進中。
中小機構のアドバイザー派遣事業を活用すべき予算を含めて内部で検討中(佐賀県 武雄氏 講師)
⑦中心市街地への物件斡旋、紹介等の推進
店舗、サービス、事業所等へ働きかけを行う。
個店、空きビル、住居、再開発事業等を含めた複合的な動きと判断力等が求められる事を踏まえ推進していくものとする。現在 継続推進中
上記の主たる内容を事業化に向けて検討推進し、短・中・長期に向けて実施できる内容から着手、及び申請し、活性化をはかっていくものとする。
【記事引用】「中心市街地活性化の考え方」「釧路商工会議所」