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「日本シリーズ2008」再考

2009年10月31日 | 野球関連


 日本一奪回の時



 読売巨人軍と北海道日本ハムファイターズによる日本シリーズが今日、開幕しました。

 去年、日本一に王手をかけながら敗戦した悔しさを思い起こし、日本シリーズのモチベーションとするために、去年の西武との死闘をプレイバックします――。



 第一戦 / 巨人 1-2 西武



 6年ぶりの顔合わせとなった「巨人対西武」の日本シリーズ第1戦。


      


 先制したのは巨人。四回、サード・中村のエラーで出塁した1番鈴木尚が、4番ラミレスのライトのグラブをはじく二塁打で、二塁から一気に生還。

 対する西武も、失点直後の五回にその回の先頭打者の後藤が先発・上原の2球目をバックスクリーンに運び、同点に追いつく。


          


 六回には、3番中島がソロホームランを放って勝ち越し。投げては、先発・涌井が巨人打線を八回1安打1失点に抑え、西武が投手戦を制した。



 第二戦 / 巨人 3-2 西武



 二回一死二、三塁から、8番鶴岡の犠牲フライで巨人が先制。一方、西武も四回、3番中島の2試合連続となるレフトへの2ランホームランで逆転に成功。

 1点を追う巨人は六回、亀井が西武2番手の大沼からライト線への二塁打で同点に追いつく。


         


 巨人先発の高橋尚は六回途中で降板するが、西村健、越智がランナーを許さない完璧なリリーフを披露。

 延長直前の九回裏、西武の5番手・岡本のスライダーを4番ラミレスが中堅左にサヨナラホームランを放ち、対戦成績を五分とした。


       



 第三戦 / 巨人 6-4 西武



 巨人は、立ち上がりの制球が不安定な先発・石井一を攻め、わずか3球で先制。二回には、1番鈴木尚の3ランホームランで4点差に。

 六回には、4番ラミレスがシリーズ2号ソロホームランを放つ。


        


 一方、西武もその裏の攻撃で3番中島の中前安打、さらに4番中村に待望の3ランホームランが生まれ、1点差まで詰め寄る。

 しかし八回、2番手小野寺が3番小笠原にソロホームランを打たれ、九回に抑えのクルーンから2三振を奪われゲームセット。



第四戦 / 巨人 0-5 西武



 西武は初回、今シリーズ初めて先制点を挙げる。さらに、不振の4番中村が四回と六回に、2打席連続で2ランホームランを放つ。


             


 投げては、先発・岸が巨人打線を4安打に抑え、10三振を奪う好投。日本シリーズ初登板ながら毎回奪三振で完封勝利を飾った。

 巨人は、先発のグライシンガーが誤算。今年の交流戦では西武に2敗と相性が悪かったが、日本シリーズでも六回途中5失点。


             


 巨人はこの日、王手をかけることができず、対戦成績は2勝2敗の五分になった。



第五戦 / 巨人 7-3 西武



 この日も先制は西武。初回3連打で無死満塁として、5番石井義の併殺崩れで1点を挙げる。


              


 巨人も二回に、李に替わって5番に起用された阿部のソロホームランで同点に追いつく。三回、すぐさま反撃に出た西武は、石井義のタイムリーで勝ち越す。  
                      
 巨人の先発・上原は、三回2失点で降板。対する西武先発・涌井は好投を続けていたが、七回に4番ラミレスの二塁打をきっかけに、5連打を浴びて4失点。


       


 九回はクルーンが締めて、巨人は6年ぶりの日本一に王手をかけ、最高の形でホームの東京ドームへ戻ることになった。



 第六戦 / 巨人 1-4 西武



 西武は初回、巨人先発の高橋尚を攻めて2死満塁とし、6番平尾が走者一掃の左中間二塁打を放って先制点を挙げる。


             


 一方、西武先発・帆足も乱調。二回に1点を失い、さらに四回に一死一、三塁のピンチを迎えた所で中2日の岸がリリーフし、無失点で切り抜ける。

 すると五回に、再び6番平尾が2試合連続となるホームランをレフトスタンドに叩き込む。


              


 岸は、ロングリリーフで91球を投げ、五回2/3を4安打無失点でシリーズ2勝目。西武は対戦成績を3勝3敗とし、4年ぶりの日本一へ逆王手をかけた。



 第七戦(最終戦) / 巨人 2-3 西武



 初回、巨人が3番小笠原の二塁打などで満塁として、西武先発・西口の暴投で1点を奪う。続く二回には、7番坂本がソロホームランを放って追加点を挙げる。

 今シリーズ初登板の西口は二回2失点で降板し、2番手の石井一が三回、四回を完璧に抑えた。


                 


 すると五回、代打ボカチカのホームランで1点差に詰め寄ると、八回、デッドボールで出塁した1番片岡が、3番中島の内野ゴロの間に生還。

 さらに、四球で出塁した4番中村を6番平尾が中前安打で還し、逆転に成功。


             


 五回以降も涌井、星野が被安打ゼロの見事な投球を披露し、八、九回はグラマンが締めて、西武が4年ぶりの日本一に輝いた――。




編集後記



 日本シリーズ第7戦、九回二死。

 ライトスタンドに陣取るジャイアンツファンから放たれる全身全霊が込められた悲壮な「ラミレス」コールが続く。

 声援は三塁側の内野席にぶつかって跳ね返り、サラウンド効果となって東京ドーム全体に響き渡り、巨人ファンの悲壮感と相まってドームが異様な空気に包まれる。

 しかし、ラミレスが打った打球は無情にも内野ゴロとなり、ショートのミットに納まったボールが、一塁手のミットに吸い込まれていった。


           


 その瞬間、東京ドームで原監督の胴上げをみる夢は粉々に打ち砕かれ、現実としては到底受け入れ難い悪夢のような光景が眼下に広がった――。

 そして、大きな期待は深い失望に変わり、一週間立ち直れなかった。。


       
         

 日本シリーズの最終戦は、「レフト側ビジター応援指定席」をレフト側の巨人の応援席だと勘違いしてチケットを買ってしまっていました。

 そのことに気付いたのが席に座る直前だったため、キャンセルするわけにもいかず、まさかの西武ファンに囲まれての観戦となってしまいました。

 試合開始前、殺気だった西武ファンが巨人に対して凄まじいヤジを飛ばしていたので、巨人ファンだとバレたら殺されると思って気が気じゃありませんでした。。

 しかも、売店の前で牛丼を食べていて坂本のホームランを見逃した上に、西武の胴上げを目の前で見てしまうという最悪な一日になったという(泣)


        


 日本シリーズで味わった悔しさは、日本シリーズじゃないと晴らすことはできません。西武と巨人の日本シリーズ戦での再戦を心待ちにしたいと思います――。







【記事/画像引用】「東京読売巨人軍」「Number716」 etc..

 

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