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GLAY 釧路ライブレポ

2010年08月08日 | GLAY



GLAY LIVE TOUR 2010-2011 ”ROCK AROUND THE WORLD”



 GLAYデビュー16年目して初の釧路でのライブに参加。ライブ参加者のレポと自分の記憶を頼りに、ライブの模様をまとめてみました――。



 かかってこいや~!



 会場に入るなり、ステージのバックに描かれたツアータイトルが目に飛び込んでくる。席は前から18列目ということで、今までのGLAYライブ史上最も近い座席。


           


 開演を待っていると自然に手拍子が起こって、次第に場内アナウンスが聞こえないほどの物凄い手拍子に。

 16年間待ち続けてきた釧路市民の思いが、手拍子に集約されている様でした。

 その後、客電が消えてSEが流れる中、ステージの左袖からGLAYのメンバーが颯爽と登場。メンバーの大きさと存在感に興奮のるつぼと化す会場!







 そして、TERUの「かかってこいや~!」の第一声の後、「おまえが欲しい~!」「おまえらが欲しい~!」からの『FAME IS DEAD』!

 そして、『absolute "ZERO"』、『誘惑』と怒涛のアップテンポなナンバーのオンパレードになり、会場のボルテージは一気に最高潮に――。



 今のGLAYが一番いい!



 「デビュー16年目で、初めて釧路に来ました。近くまで来てるのに何で来てくれないの?と思ってたでしょ。でも、忘れてたわけじゃないんだ・・・」

 「みんなに一番いいGLAYを見てもらおうと思ったら、16年かかったんだよ。みんなは運がいいよ!今のGLAYが一番いい!」

 と苦しいいいわけをするTERUだったが、会場は拍手喝采。

 「釧路は初めてでいっぱいになるのかな~って思ってたけど、こんなに集まってくれてありがとう!やっぱり、地元に好きなアーティストが来るのって嬉しいよね!」

 「みんなシャイだったらどうしようかと思ったけど、盛り上がってて良かった!」

 「男の子、いるかな?周り女の子ばっかりで恥ずかしいかもしれないけど、誰もお前らは見てないからな!楽しもうぜ!」

 と会場を煽った後、演奏再開。







 ちなみに、今回のツアーではTERUの喉に配慮して、全ての会場の空調を切っている。

 そのため、『latour~震える拳が掴むもの~』、『グロリアス』、『生きてく強さ』と終わった時はすでに汗が滝のように流れ、Tシャツがやばい状態に(汗)



 くしろよろしく



 「釧路!なまら愛してるべ!釧路も(函館と)同じなまり?良かった~。不思議なことに地元の友達と話すと、すぐ戻っちゃうんだよね(笑)」

 「(友)元気か?(TERU)うん。もう東京長いからなまり取れちゃったよ(友)んだか~(TERU)んだ(会場爆笑)」

 その後、「ここで少し懐かしい曲も聞いてほしい」ということで『May Fair』。赤を基調とした背景も曲の雰囲気にマッチしていて、会場は”聴き”のモードに。

 続いての曲『RainbirD』と『Apologize』の時はステージセットが白い木になり、背景も青とか緑を基調にした色に変わって会場の空気がガラっと変わる。

 そして、『週末のBaby Talk』からはまたノリノリモード。『AMERICAN INNOVATION』では、汗を大量に吸って重くなってたのでタオルがよく回りました(笑)







 「夢がつまった右手を上げて!希望がつまった左手を上げて!そして、その夢と希望をぶつけて俺たちに届けてくれ!」

 というTERUの呼びかけで、TOSHIのドラムに合わせて手拍子を繰り返すのも面白かった。

 そして、曲終盤のコール&レスポンスのところで、ライブ前に観客の1人がTERUのツイッターにリクエストした回文「くしろよろしくー!」を叫んでくれました。

 でも、途中から「よろしくくしろ」に変わってしまい、もはや回文になっていないというTERUの天然ぶりが炸裂(笑)




 愛の歌を届けにいく



 「去年、15周年でツアーをまわってた時、これから先、どんな風にバンドを続けていけばいいのかが見えた気がしました」

 「俺たちは、ずっとこんな風に全国を回ってみんなの元に愛の歌を届けにいきたい。そう気付かせてくれたのがこの曲です」

 「今日もみんなに愛の歌を届けに来たんで、その愛の歌をしっかり受けとめて欲しいと思います」

 というMCの後、『LET ME BE』が始まる。

 会場は静まり返り、涙を流しながらステージを見つめている人、目を瞑って歌声に酔いしれている人など会場中がTERUの歌声に聴き入る。


 



 バラード曲特有の緊張感の中、続けて新曲『Satellite of Love』を披露。

 「今の曲は今年の秋に発売されるアルバムに入ります。…反応薄いな~。あぁ、アルバムのことってまだどこも発表になってないんだっけ。きょとんとして当たり前だね(笑)」







 ホールツアーが終わったら、ニューヨークで作業して秋には出します。今発売されてるベスト版2枚聞いたら、どんなアルバムになるのか想像つくよ。…営業トークじゃないよ(笑)」

 その後は、またノリノリ曲のオンパレード。『HIGHCOMMUNICATIONS』では、髪の毛をかき上げながら、ネクタイを下げて観客を悩殺するTERU。







 『THE BIRTHDAY GIRL』の時、「今日生まれた人ー♪」と言って、手を挙げた人をベースのJIROとTERUが指を差して祝うサプライズも。

 『彼女のModern...』では、TAKUROの「釧路!Sex Drug Rock'n Roll!」を聴けて感動でした。 そして、本編のラスト曲『GREAT VACATION』へとなだれ込む。

 イントロのノリ方は頭上での手拍子のみだったのが、手拍子の途中で拳の突き上げに変わり、釧路市民文化会館がライブハウスと化す――。



 BELOVEDの大合唱



 アンコールが明けて、メンバーが再登場。

 ビールを片手に登場するギターのHISASHI。カメラで客席の様子を撮影するベースのJIROなど、リラックスしたムードの中、TERUのMCが始まる。

 「アメリカツアーでHOWEVERをみんなで大合唱してもらって、すごく感動したんだよね。だから、今日もみんなで歌ってみようと思って」

 「前に進むことは辛いけど、その先にはGLAYとみんなの愛情や絆があって、みんなも一人じゃなく、いつもGLAYがついてると思って一緒に歌って下さい」

 こう言って始まった『BELOVED』。

 CDやカラオケで何度も聴いたイントロを生で聴けてすごい感慨深かった。会場全員での大合唱もいい思い出になりました。







 そして、『ピーク果てしなくソウル限りなく』。

 イントロの腕の横振りは何度やっても盛り上がる。いつも遠すぎて届かなかったステージ前方の客席に降りそそぐ銀テープも大量にゲットできて最高でした。


           



 一緒に夢見ていこう



 「GLAYの夢は、みんなが夢を持ってくれることなんだー!一緒に夢見ていこうぜー!」

 TERUの全身を使った魂の込もったシャウトで、ラスト曲『BEAUTIFUL DREAMER』のイントロが流れる。

 「あーもう最後なんだ・・・」とちょっと悲しくなるけど、会場全体での大熱唱が続く。







 そして、全ての演奏曲が終わり、マイクを通さない生声でのTERUの「いってきまーーす!」に、会場みんなで「いってらっしゃーい!」。

 そして、恒例のTAKUROの長ーーいお辞儀からの去り際の「YES!」の腕振りで、GLAY初の釧路公演は終演――。



 とにかく楽しくて楽しくて



 終演後、ボーカルのTERUはオフィシャルブログで、「とにかく楽しくて楽しくて笑ってばっかだった」と最高の夜だったと報告。

 ベースのJIROは、「16年も待たせてしまって、たくさんの笑顔と歓声が心から嬉しくて泣けました」と、演奏中に涙したことを告白。

 「僕はこの日のライブをずっと忘れない」とも書いてくれていて、嬉しかったな~。



              



 【SET LIST】

  1. FAME IS DEAD
  2. absolute“ZERO"
  3. 誘惑

  -MC-   

  4. latour~震える拳が掴むもの~
  5. グロリアス
  6. 生きてく強さ

  -MC-   

  7. May Fair
  8. RainbirD
  9. Apologize
  10. 週末のBaby Talk
  11. AMERICAN INNOVATION

  -MC-  
 
  12. LET ME BE
  13. Satellite of Love
  
  -MC-  

  14. 1988
  15. HIGHCOMMUNICATIONS
  16. THE BIRTHDAY GIRL
  17. 彼女の“Modern・・・"
  18. GREAT VACATION

<アンコール>
   1. BELOVED
   2. ピーク果てしなくソウル限りなく
   3. BEAUTIFUL DREAMER




 編集後記



 ライブ終演後、長い間待ち焦がれた地元でのGLAYのライブが終わってしまった悲しさはなく、完全燃焼感と楽しかったライブの余韻で大満足。

 今回が16回目のGLAYのライブでしたが、「GLAYのライブほど盛り上がって楽しくて温かくてファンとの一体感を感じるライブは無い!」と心底思いました。

 終演後に大ホールから出口へ向かう途中、会場の熱気が外まで漏れていて床がツルツルすべって歩きずらく、釧路市民文化会館の窓もファンの熱気で曇ってました(笑)

 今回、10年ぶりの帰省で釧路湿原の展望台からの眺望に大感動すると同時に、想像以上に寂れてしまっている地元の現状を目の当たりにしてショックを受けてしまいました。。

 また釧路にライブしに来てほしいものです――。

  




【画像引用】「HAPPY SWING vol.58」「G4 RECORDING LIVE and more…]

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