クリスマスイブだからって、見栄張って「今日は更新を控えよう」と思ってるブロガーの方は、コメント欄で正直に申し出てください。
ご機嫌いかがですか。
クリスマスも仕事のマンガウルフです。
さて、「マンガの描き方・道具編」と題した3回にわたる記事をアップした僕ですが、今回は実践編と称して、普段このブログに使用している似顔絵イラストがどのような過程で作成されていくのかを、少しご紹介したいと思います。
ちなみに「道具編」の記事をご存じない方は、以下のリンクからどうぞ。
■第一回
■第二回
■第三回
さて、今回サンプルとして登場していただく選手は東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍が決定した岩隈久志投手です。
■工程その1 似顔絵の元となる素材を探す。
選手名鑑などが参考になることは言うまでもありませんが、選手名鑑で紹介されている写真というのは被写体の選手自身が「身構えている」こともあり、なかなかグランドでみせるような生き生きとした表情ではないという欠点があります。
また、真正面から撮影された写真というのは似顔絵作成の資料としては実はイマイチ。
やや斜めを向いてくれている写真や映像の方が、顔のラインもわかりやすく、参考になります。
で、今回岩隈投手の似顔絵を描くにあたり、とりあえず参考にした写真はこちら。
「どこが王子様やねん」と言いたくなるような歯茎が…(以下削除)
で、このように生き生きとした表情の写真が手に入ればこっちのモンです。
■工程その2 下書きをする。
時と場合で、下書きの方法は違います。
パソコン上で直接描画する場合もあります。
今回は、手元にあったメモ帳にサラサラっと鉛筆で描いて見ました。
似顔絵を描く際のコツは、その選手を想像しながら、ちょっと大げさに描いてみること。
また、「これは岩隈なんだ。岩隈に違いない!」という思い込みを持ちながらデッサンをすすめると本当に似てくるから不思議です。
で、完成した下書きがこちら。

細かいデッサンの狂いなどは気にしません。
モデルになる人物がすでにちょっと狂っている場合もありますから。
とりあえず今回は、先にもリンクした岩隈トレードに関する記事で僕が書いた以下の記述を具体化しました。
■工程その3 ペン入れ
これも時と場合によって、紙の上にGペンで描いていく場合と、パソコン上で描いていく場合と、さまざまです。
今回は小さなイラストということもあり、下絵のみアナログで、その後の工程は全てパソコン上で行いました。
一番の理由は「めんどくさいから」です。

便宜上少しサイズを小さくしましたが、こんな感じになりますね。
ペンタッチもちゃんと再現されるので、本物のペンで描いても大差はありません。
普通はペン入れの段階でデッサンの修正なども行うのですが、似顔絵の場合は「一歩間違うとぜんぜん似てなくなる」という危険性があるので、なるべく下絵の勢いを尊重します。
■工程その3 色をつける。
これはとても楽しい作業です。
段階としては「基本的な色を付ける→影や光をつける→背景も考えてみる」
こんな感じです。
以下にはアニメーションで、その過程を再現してみました。

岩隈さんに楽天カラーが似合うのかどうかは、皆様各自でご判断くださいませ。
僕はなかなかのものだと思いますよ。
もっと大きな画面でこのアニメをご確認したい方は、こちらのリンクをご参照ください。
■工程その4 適当に文字を入れる。

これで完成です。
ここまでの全工程、作業時間にすると平均30分~1時間ぐらいでしょうか。
一番苦労するのはやはり「下書き」ですね。
似顔絵の場合はこの「下書き」の段階で2時間近くかかってしまう場合もあります。
また、この段階で「どうやっても似ないから断念しよう」という選択が訪れることもあります。
また、こういった系統の似顔絵を作成している際には「『こんな似顔絵を公開して怒られないだろうか?』という不安と戦う」という「裏工程」があります。
この工程は、多いときで30秒に一回は訪れます。
ちなみに実際に怒られた場合、コメント欄はこのようになります。(上から5番目。皆さんがフォローしてくださってるのが泣けます。)
いかがでしょうか?
今回の記事を読んで、少しイラストや似顔絵といったものに興味を抱いていただければとても嬉しく思います。
とってつけたように、メリークリスマス。
ご機嫌いかがですか。
クリスマスも仕事のマンガウルフです。
さて、「マンガの描き方・道具編」と題した3回にわたる記事をアップした僕ですが、今回は実践編と称して、普段このブログに使用している似顔絵イラストがどのような過程で作成されていくのかを、少しご紹介したいと思います。
ちなみに「道具編」の記事をご存じない方は、以下のリンクからどうぞ。
■第一回
■第二回
■第三回
さて、今回サンプルとして登場していただく選手は東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍が決定した岩隈久志投手です。
■工程その1 似顔絵の元となる素材を探す。
選手名鑑などが参考になることは言うまでもありませんが、選手名鑑で紹介されている写真というのは被写体の選手自身が「身構えている」こともあり、なかなかグランドでみせるような生き生きとした表情ではないという欠点があります。
また、真正面から撮影された写真というのは似顔絵作成の資料としては実はイマイチ。
やや斜めを向いてくれている写真や映像の方が、顔のラインもわかりやすく、参考になります。
で、今回岩隈投手の似顔絵を描くにあたり、とりあえず参考にした写真はこちら。
「どこが王子様やねん」と言いたくなるような歯茎が…(以下削除)
で、このように生き生きとした表情の写真が手に入ればこっちのモンです。
■工程その2 下書きをする。
時と場合で、下書きの方法は違います。
パソコン上で直接描画する場合もあります。
今回は、手元にあったメモ帳にサラサラっと鉛筆で描いて見ました。
似顔絵を描く際のコツは、その選手を想像しながら、ちょっと大げさに描いてみること。
また、「これは岩隈なんだ。岩隈に違いない!」という思い込みを持ちながらデッサンをすすめると本当に似てくるから不思議です。
で、完成した下書きがこちら。

細かいデッサンの狂いなどは気にしません。
モデルになる人物がすでにちょっと狂っている場合もありますから。
とりあえず今回は、先にもリンクした岩隈トレードに関する記事で僕が書いた以下の記述を具体化しました。
なんかモヤモヤした気持ちが残る一連の騒動でしたが、東北の野球ファンの方には最高のクリスマスプレゼントになりました。
枕元の靴下、朝起きたら中に岩隈。
■工程その3 ペン入れ
これも時と場合によって、紙の上にGペンで描いていく場合と、パソコン上で描いていく場合と、さまざまです。
今回は小さなイラストということもあり、下絵のみアナログで、その後の工程は全てパソコン上で行いました。
一番の理由は「めんどくさいから」です。

便宜上少しサイズを小さくしましたが、こんな感じになりますね。
ペンタッチもちゃんと再現されるので、本物のペンで描いても大差はありません。
普通はペン入れの段階でデッサンの修正なども行うのですが、似顔絵の場合は「一歩間違うとぜんぜん似てなくなる」という危険性があるので、なるべく下絵の勢いを尊重します。
■工程その3 色をつける。
これはとても楽しい作業です。
段階としては「基本的な色を付ける→影や光をつける→背景も考えてみる」
こんな感じです。
以下にはアニメーションで、その過程を再現してみました。

岩隈さんに楽天カラーが似合うのかどうかは、皆様各自でご判断くださいませ。
僕はなかなかのものだと思いますよ。
もっと大きな画面でこのアニメをご確認したい方は、こちらのリンクをご参照ください。
■工程その4 適当に文字を入れる。

これで完成です。
ここまでの全工程、作業時間にすると平均30分~1時間ぐらいでしょうか。
一番苦労するのはやはり「下書き」ですね。
似顔絵の場合はこの「下書き」の段階で2時間近くかかってしまう場合もあります。
また、この段階で「どうやっても似ないから断念しよう」という選択が訪れることもあります。
また、こういった系統の似顔絵を作成している際には「『こんな似顔絵を公開して怒られないだろうか?』という不安と戦う」という「裏工程」があります。
この工程は、多いときで30秒に一回は訪れます。
ちなみに実際に怒られた場合、コメント欄はこのようになります。(上から5番目。皆さんがフォローしてくださってるのが泣けます。)
いかがでしょうか?
今回の記事を読んで、少しイラストや似顔絵といったものに興味を抱いていただければとても嬉しく思います。
とってつけたように、メリークリスマス。