「何これ? 」:法
「王は、守るべき十の法を害わないで、
正しい法によって政治を行なわなければ
ならない。」 (『ジャータカ』)
施し、行ない正しくあること、捨離、
正直、柔和、修養、怒ることなく、
傷つけず、耐え忍び、逆らわない、
これが十の法。
【今日の思込】:戦争の記憶、「高見のっぽ」
「高見のっぽ」氏、終戦時11歳。
昨年9月10日、心不全により88歳で
亡くなった「高見のっぽ」さんの言葉。
”一番大事なのは、小さい人が
『大人にだまされていた』と気づいたことですよ”
当時、戦況の悪化とともに、
過激な標語が増えていく。
・「鬼畜米英」
・「撃ちてし止まん」
・「尽忠報国」
・「死して護国の盾となれ」......
当時おチビさんだった「のっぽさん」は、
こう反応したという。
”ハーイ、わかりましたア!死にますぅ”
ほどなく終戦。
これを境に、軍国主義教育だった学校の雰囲気が
一変したのを感じたそうです。
先生が ” 民主主義っていいもんだな ” なんて
ノホホンと言うんです。
つい昨日までは『死して護国の盾になれ』などと
教えていたのに、恥ずかしげもなくよく口にできるな。
「のっぽ少年」はその日から、教頭や校長を
「奴(ヤツ)」と呼び反発したそうです。
かつてこうも言っていた「のっぽさん」。
”小さい人はとても賢い”と。
『世間知』みたいなものに関して、
物事の本質を判断したり見抜く力はもう
5、6歳で十分備わっているんです。
そういう意味で私は、5歳が絶頂でしたとも……
賢い「小さい人」が大人にだまされる、
それが戦争……
労働力(駒)として協力させられ、
命まで奪われる。そんな理不尽さを……
現に今も、ロシアに侵攻されているウクライナでは
子どもたちの悲劇が続いている……
「国のために犠牲、冗談じゃない」……
”この頃さあ、あの時と同じ様なキナ臭いことを
言い出す変なのが多いんだぜ、
私と同じような経験をこれから何十年も生きる
『小さい人』に味合わせたくない”……
*『私の戦後70年談話:高見のっぽ(岩波書店)』
この様に言っていた「高見のっぽ」さんの言葉を
今を生きる私達は、真剣に受け止めるべきなのですが……
*ご冥福をお祈り申し上げます ー合掌ー
* 蝉が飛ぶ木の葉の様にカナカナと
2022.08.16./moai291
●ウクライナへの間接的支援の為と、自身の為に「節電」しましょう。
我が家の節電等:(小さい人の節電?…なんやそれ…)
※思いは人それぞれです。内容は当然の事ながら「個人的見解」と言う事で……
記載内容に”誤解を招くような表現”があったのならお詫びいたします。