【今日の俳句】:裸木(冬)
裸木や 誰も住めない木賃宿
【今日の思込】:現状保持
殺人現場のアパートの手がかり保全。
犯人の血痕が残る現場のアパート。
「手がかりを消したくない」と
転居後も借り続ける夫の行動……
(名古屋主婦殺害事件発生後25年)
名古屋市西区のアパートで、
主婦の T・K子さん(当時32歳)が
刺殺された事件は13日、未解決のまま発生から25年。
夫のSさん(68)は事件後に転居したが、
今も現場となった部屋を借り続けている……
「犯人を見つけるまで手がかりを消したくない」
との思いかららしい……
事件当時の部屋の状況や、残された血痕などは、
愛知県警が詳細に記録・採取済み。
「現場の保存」という目的であったとしても、
遺族の意思で部屋を借り続ける場合、
遺族側の負担はかなり大きなものに……
それでも現場の保存をし続けるイミ……
「執念」というようなドロドロしたものでは無く、
何と言えばいいのでしょうか?
亡くなった妻への「思いやり」とか「愛情」だとか……
これも違う様な気がする………
この人の「人生」そのものという事なのでしょうか?
でも、この気持ちは充分すぎるほど理解できます。
(私に出来るかどうかは別として……)
PS. このアパートの持ち主は、改装や
建て替えも検討した事でしょう。
しかしそのまま保全を続ける決断は、
私には出来ない様な気がしています。
殺人現場になった様な物件は、
一旦更地にして次の事を考えるのが
通常の考え方の様な気がしますが……
それをしない「家主」もリッパ……
「家主と店子」の強い関係性が
垣間見える様な、そんな気が……
(何だか、よき江戸時代の事ミタイ…)
早く真犯人が判明することを祈る!!
【今日の川柳】:宿
木賃宿 今日の宿賃マキ割りで
何時の日か 夢は都心の一戸建
犬の小屋 我より先に一戸建
【今日の道話】:律
敵意のある者どもの間にあって敵意なく、
暴力を用いる者どもの間にあって
心穏やかに、執著する者どもの間に
あって執著しない人、かれを
わたくしはバラモンと呼ぶ。 (釈迦)
●思いは人それぞれです。内容は当然の事ながら「個人的見解」と言う事で…