【今日の俳句】:大試験(春)
大試験”uni色シャープ”の無敵感
【今日の思込】:よくよく見れば……
高校授業料無償化(税金化)の恩恵は?
よくみてみると、
「高校授業料無償化」で得するのは年収910万以上、
私立に通わせる恵まれた世帯のみ?
99%の子供が進学する高校の授業料は
「無料になったほうがいい」と思うのは当然。
しかし、実は以前から高校の授業料については
国から相当の補助が出ている。
年収910万円未満の世帯には、公立高校の年間授業料
11万8800円は全額カバーされている。
高校生の子供がいる家庭の両親の多くは40代でしょう。
40代世帯の平均年収は696万円(厚労省の23年調査)。
910万円を超えるような家庭は全体の2割以下に過ぎない。
現在でも年収が590万円未満で全日制の私立に通う場合は
39万6000円まで就学支援金も出ている。
今回、与党と維新の間で議論されていたのは、
まず910万円未満という所得制限を外すこと。
今まで対象外だった年収910万円以上の恵まれた世帯にも
公立私立問わず11万8800円を支給される恩恵を受ける事になる。
さらに私立に通う子供には45万7000円まで支援金を
引き上げようというもので、新たに5000億円くらいの
予算が必要になるらしい。
ということは、これで最も恩恵を得るのは
世帯年収910万円以上の恵まれた家庭、
そして、私立に子供を通わせる家庭ということ。
これでは公立高校に子供を通わせる
年収910万円未満の世帯には恩恵が少ない……
”高校授業料無償化”との看板は
”世帯年収910万円以上の恵まれた家庭”には
大きな恩恵があるようですが、本当に支援を
していくべき年収910万円未満の家庭には
大きな変化はないと言う不思議な施策です。
”世帯年収に係わらず「高校無償化」”などと
宣伝すると、スバラシク聞こえますが、
実態は”世帯年収910万円以上の恵まれた家庭”
への恩恵にしかなっていない…ナッテイナイ施策……
【今日の川柳】:看板
・「看板倒れ」倒れぬように倒れても
・「耳障り」触らぬ神の祟りとは
・「政治家」の教育資金 かかり過ぎ
【今日の道話】:教
たとえ子供の彼が私を教えようとも、
私は頭をもって地につけ敬礼して
その教えを受けるであろう。
(『ミリンダ王の問い』)
*思いは人それぞれです。内容は当然の事ながら「個人的見解」と言う事で…