「何これ? 」:非難
「沈黙している人も非難され、多く語る人も非難される。
言葉の少ない人も非難される。
世に非難されない人はいない。」 (釈迦)
世人の悪口評判に惑わされてはならぬと教える。
【閑話休題】:「五輪報道の “手のひら返し” 」
五輪の集中報道について、SNS等で
「五輪、反対派だったよね?」
「手のひら返しかよ!」の声。
今まで、五輪不開催を声高に言っていたのに、
急に五輪選手の活躍特集とは、確かに違和感は
あります。
しかし、報道機関なんて、そんなものでしょう。
「手のひら返し」と言う方々は、報道機関が全て
本当の事しか報道しないと思い込んでいるのでは
無いのでしょうか。
報道機関を信用し過ぎているとも言えます。
昔から、新聞報道などは、大衆に迎合したり、
権力に忖度したりする報道事例は、山ほどあります。
分かり易い例が、第二次世界大戦中の
大本営発表の各新聞社の報道です。
各新聞社こぞって、” 日本軍は、昨夜上海で大きな
戦果を上げ、東に「転進」せり” などの記事(例)。
*「転進」の本当の意味は、「退却」のこと。
「負けて退却した」とは書かない…「転進」デス。
「鬼畜米英」、「大和魂」、「欲しがりません勝つまでは」
など、意味のない報道ばかり………
こんな忖度報道を行っていた新聞社が、戦後も
のうのうと報道を続けている。
そんな新聞社の全てを、信用などできますが?
ある国では、戦後この様な新聞社を全て解体し、
新たな新聞社をつくったそうです。
しかし、実態は、完全解体もあった様ですが、
看板の挿げ替えでお茶を濁した社もあった様です。
そもそも、「五輪開催の是非」と「アスリートを
応援するか否か」は、別々の問題でしょう。
「手のひら返しかよ」などと声高に言わずに、
素直に皆で応援できたらいいですね。
新聞も、「読売・産経」だけでなく「朝日・毎日」
等も比較して読むと、違うものが見えてくる様な
気がしています。
(最近は、あまり変わらない様な気もしていますが……)
五輪開催中であろうとなかろうと、
「新型コロナウイルスは、そこにいる」、
これが現実なのでしょう(予防予防、実践実践……)
※この内容は、個人の極めて偏向した内容とも思われます。
正論か異論かは、個人の判断によるところです。
そもそも、正論か異論か等は、時代によって
変容するものではないのでしょうか?
ナチスの統治も、その時代のドイツでは
正論とされていたはずです。
* 緑陰に 働きづめの 爪の色
2021.07.30.moai291