【今日の俳句】:春(春)
病棟で春を待つには長すぎる
【今日の思込】:残る時間…
モリタク(森永卓郎)氏の生死感、
「あの世はない」 現世をフルスイングで……
森永卓郎さんは1月28日、
原発不明癌のため亡くなられました。
ご冥福をお祈り致します。
ステージ4の末期がんで、「余命4カ月」という
診断(宣告)を受けたのは5年11月。
その後も仕事を精力的にこなしてきたことは
皆様方周知の事と思います。
仕事なんかせずに、残る期間を旅行をしたりして
精一杯「タノシム?」と言うのが
私を含めた俗人の生き方でしょう?…
しかし「モリタク」氏は
この「タノシム?」という事が
俗人の我々とは少し違っていたみたいです。
この期間(余命)をどう充実させるか、
やり残したことを全部やろうと考えたそうです。
これが「モリタク」流の
「タノシム?」という事だった様です。
この「生死感」は何処から来たのでしょうか?
大学(東大)時代、「笠原一男」先生の授業を聴いて、
” あの世はない、いかに現世をフルスイングで生きるのか、
それが一番大切なことなんだ ” と思ったそうです。
それからは、死ぬのは怖くなくなった……
とも言及している。
「モリタク(森永卓郎)」氏は
この世でやり残したことはあったのでしょうか?
(やり残しは無かったと信じたい……)
私にも50代半ばで癌で亡くなった兄が
いましたが、その兄が「せめて60位までは……」
と”ボソッ”と呟いた言葉が今も耳に残っている。
病人であれ健常人であれ、明日の命は
分らないという事だけは、分っている。
まだまだ死にたくない自分が此処にいる……
後ろを向いても仕方ない、…さてっと………
【今日の川柳】:認識
「前向き」は後ろ向きより”男前”
「何人」も理由があるから生きられる
「死すこと」は”物理現象”のみならず
【今日の道話】:求
菩提心を因と為し、大悲を根と為し、
方便を究竟となす。 (『大日経』)
*思いは人それぞれです。内容は当然の事ながら「個人的見解」と言う事で…