「これ何?」:字面
「子供は指を見て、物を見ない。
愚者は言葉の指にこだわって、
死ぬまで文字にこだわり、
真実を知る事がない。」 (入楞伽経 ※)
字面だけを頼りにしたのでは進歩はないし、
本質は見抜けないと言うことなのでしょう。
字面から何を知るか、何処まで知り得るか
行間からも、何を感じ取れるか、と言うことが
大切なのでしょう。
しかし、「読書百遍意自ずから通ず」と言う
言葉もあります。
何べんも繰り返し読んでいるうちに、自然と
意味するところが理解できる様になるのも事実です。
乱読ではなく、精読を心がけたいものです。
(まぁ、書籍の内容にもよりますが……)
* 片恋や 葉陰に咲ける 寒椿
2020.11.01.moai291
(※入楞伽経:中期大乗仏教経典の一つ)