「何これ? 」:「 放下著 」
放下とは、手放す、投げ捨てること。
すべてを、投げ捨ててしまえと……
そして全てを投げ捨てたと言う拘りさえも
捨てよと言う……
(『従容録』)
【今日の思込】:JR 143M(375M)大垣行
今は無き「鈍行列車?」、
かつて、東京~大垣間直通の夜行普通列車があった。
それが、JR 143M(375M)大垣行。
東京23:30発、大垣着(翌朝)7:32分。
昔々のそのまた昔、関東地方の
某有名大学(誰も知らない事で有名な大学)に
在籍していたころ、何度かお世話になった路線。
大垣からは、次の西明石行きの普通列車に乗り換えて
両親が住む「高級住宅街?」へと帰省したものです。
当初は、長距離の乗客は少なかったので、
座席4人分を一人で占領しても何の差し障りもなかった。
(普通車は4人掛けのボックスシート)
乗車時間、約8時間……
私は車内で一体何をしていたのでしょうか?
大学での「講義」のことを考えたり、
「研究内容」のことを寝ずに考えたり……
な~んてことは、一切なかった。
特に自覚は無かったけれども、
とにかく鉄道に乗る事が目的だったみたい。
当時の古い列車は、線路の継ぎ目を通る時に
僅かな音や振動が伝わる。
それを感じていたかったみたい……
(いたって変わり者、もしかしたら変質者?)
今の車両では、こんな感覚は味わえない。
ただスーと動いているだけで、何だか物足りない。
(技術的進歩なのでしょうが………)
旧い車両での、あのチョットした
音と振動が好き!
当時は、「普通列車」ではなく、
「鈍行列車」とみ~んなから呼ばれていた、
そんな時代……
東海道新幹線はあるのに、
あえて「鈍行列車」を使う根性を、
お笑い下さいませ……
(時短なんて、クソクラェ~)
しかし約8時間(乗車時間)も
一体何を考えていたのでしょうか?
特に思い出せないのは、
「ナ~ンニモ考えていなかった」と言う証
なのでしょうか?
しかし何かにつけ、ゆとりを感じられる
そんな時代であった様な気がしています。
本当に、お金が無かっただけなのでしょうカネ。
それともお金ではない、”何か”があったなのでしょうか?
「大垣発2020年3月29日の東京行き上り列車」が
最後の運行となり、鉄道ダイヤから消えた。
私にとっての思い出深い素晴らしい
” ダイヤ ” が…キエタ………
*【普通:JR 143M(375M)大垣行】
東京23;25→23;53横浜23;54→01;01小田原01;02→
02;49静岡0254→03;55浜松04;16→
06;09名古屋06;14→06;57大垣【7時間32分】
(時刻表1988年3月号より)
* 宵闇や夜行列車の終着駅
2023.10.03/moai291
●ウクライナへの間接的支援の為と、自身の為に「節電」しましょう。
我が家の節電等:(本命は夜間節電?…なんやそれ…)
※思いは人それぞれです。内容は当然の事ながら「個人的見解」と言う事で……
記載内容に”誤解を招くような表現”があったのならお詫びいたします。