ディズニー+で配信中の「愛だと言って」
キム・ヨングァンとイ・ソンギョンの共演だと何かで見て、これは見たい!とビビっと思ったわけで、今回もその直感は当たりでした。「私の解放日誌」同様、3姉弟と一人の男性のお話。
出来れば今回は、わかりやすい展開、わかりやすいラストにしてほしい…。
ソン・ソックが好きすぎてブログを三度(みたび)始めたのに、あまりの失速に見終わった感想も書き残していないという…。とにかく、「解放日誌」は私にとっては難解すぎて、ぜんぜんヨム・ミジョンの気持ちに寄り添えず、ク氏のすべて夢物語なのか???という夢オチ説まで唱えたくなる、という気持ち。 あ、ここで「解放日誌」への不満をぶつけても仕方ない。でも、半年以上経ってもこのイライラは収まらないんだなー、アタシ。
で、今回の3姉弟は、お姉ちゃん二人に末っ子が弟、という組み合わせ。
比較的わかりやすいキャラクターで、末っ子くんが「誰にも言えない」で良い味を出していた少年で いいと思います。
シム・ウジュ(イ・ソンギョン)の父親は不倫の挙句家族を捨てて女に走ったのだけど、数年後、出ていった先で死んでしまうわけです。
住んでいた家は父を奪った女の手に渡り、ウジュは復讐のため 女の息子(ハン・ドンジン)に同じ思いを味合わせようとドンジンに近づく。だけどだけど、ドンジンはあまりにウジュが思うような人物とは乖離して、孤独で、自分の思いに蓋をして生きているような、そんな人物。
復讐と、ドンジンへの憐憫の間でウジュは悩み苦しみ、それでも二人は惹かれあってしまうわけさ。
ウジュ役のイ・ソンギョンは、「キム・サブ」とは180℃真逆のキャラクターで、どっちにしても上手いな、と思わせる。ハン・ドンジン役のキム・ヨングァンは、マ・ドンソクと共演した「ソウルメイト」の時にかっこいいなーと思ったのですが 今回、完全に役堕ちですが、堕ちました。かっこよすぎる。
「前の恋を忘れるには新しい恋をするのが一番」を体現するドンジン。
自分を悲しみのどん底に突き落としたカン・ミニョンがドンジンのもとに戻るも、彼の心にはもう、ウジュが入り込んで ミニョンが入り込む隙間はもうない。恋愛とはそういうものかも。心とは恐ろしいものだ、とつくづく思う。
ただ・・・。
ハン・ドンジンは父を奪った女の息子であり、すべてを知るのはウジュだけであり、ここから後半、ウジュはすべての人の悲しみと怒りと失望を背負うのかと思うとかわいそうで仕方がない。
ドンジンは、自分の母親がウジュの父を奪ったと知ったらどうするのだろう・・・?
ウジュの母親も療養施設からソウルに戻り ウジュとドンジンの関係を知ってしまうのだろう。
毎週水曜日(配信日)の楽しみも、あと3回で終わってしまうのかと思うと悲しくて、悲しくて。
ラスト、ぜひぜひ「解放日誌」のように「?????」で終わらないよう、何らか結実してのエンディングを望みます。
ウジュとドンジンが笑顔で終われるよう今は祈るしかないー・・・。