今回は一昨年のように割り始めてすぐにざくざくと幼虫や卵が出るようなことはなく、太い食痕が少々あるだけでした。その分成長した幼虫が出ることを期待し、一本目から二齢に成長した二匹を無事に採取。
この二匹は割った産卵木破片を混ぜた完熟発酵マットをセパレート付きミニケースに入れ、玄関で飼育することにしました。
残りの一本を割ってみたところ、こちらも太い食痕が一本あるだけで、割り続けた結果二齢に成長した一匹を確認。この一匹は取り出さずにそのまま産卵木ごと大き目のケースに入れて完熟発酵マットに埋めました。
現在確認できているのは三匹ですが、まだ割り出していない部分に何匹かいることを期待します。懸念はオスもしくはメスだけに偏ることです。一昨年は8匹ほど採取した幼虫が成長途中で死亡して三匹に減り、メスが二匹羽化。残った一匹は巨大なオスでしたが、蛹室に虫が出たために人口蛹室に移して羽化失敗という苦い経験をしました。
今回の幼虫は自分で羽化させたメスと新たに買ったワイルドペアのオスと交尾させた子供なので、ワイルドと人工の混血の三代目となります。無事に羽化まで行って欲しいものです。
アカアシクワガタも割り出しを行いましたが、こちらは残念なことに幼虫は一匹しか採取できず。以前に割り出していた卵を産めたマットを確認した中から現れた一匹と合わせて二匹という結果でした。こちらも性別が偏らないことを期待します。
まだ交尾をしていないと推測される、秋口に羽化した成虫がオスメスともいるので、来年早々にカップリングさせて、産卵させようと思います。
こちらも、昨年採取したワイルド成虫から数えて三代目になります。
