見出し画像

gooブログはじめました!

氷月神示 他の暗号解読編 394

国之常立神より皆様へ

…それでは前回の続き、
イブ=ミロク=メッテッヤ (=マイ○レーヤ) の翠さんの、前世についての回想の、後日談ですな、
…インドで釈迦の弟子のメッテッヤが突然なくなり、遺体を荼毘(だび)に伏して、遺灰などを川に流した
異例なことに、わずかの遺骨を、釈迦は秘かに手元に保存した…
そして、メッテッヤと親しかった友人のクーメルンにそれを手渡し、メッテッヤの父に届けてほしいと、頼んだ……
父と子は遠い未来の同じ時代に、再び地上に転生するが、互いに顔を会わせることはない
しかし、2人の心が未来にもまた結ばれる証として、今からこれを彼の父に託しておくのだ…と言う
クーメルンは納得して預かった
そして、数日間の旅に出た…
昔彼はメッテッヤの実家と同じ町に住んでいたので、道はよくわかった
着くと、町の人にカッラージャ家の場所を聞き、町外れの広大な土地を持つ屋敷だと教わった
行くと、召し使いが出てきて、年老いたメッテッヤの父の所に案内された
バラモンの神官である父は、クーメルンが釈迦の所から来たと聞くと、きっと息子のことだと勘づいたに違いない
「何事ぞ…」
と聞いた
「実は……、言いにくいことなのですが、息子さんのメッテッヤは、先日、他界なさいまして…、突然のことでした
山でいつも通り1人で修行をなさっていたのですが、お倒れになり、すぐお亡くなりになったようです
静かなお顔のご最期でした」
と、クーメルンは第一発見者として、感想を交えて話した
父親がどういう反応をするのか、じっと見ていたのだが、父は他界と聞くと、驚きで目を見張り、聞き終わると、
「あの子がそんな……」
とだけ、うつむいて唇を震わせてつぶやいた…
「お釈迦様からお預かり物がございます…」
と言って、クーメルンは懐から大事に白い小さな布包みを取り出した
そして、
「…私は彼の友人でしたが善きお人でした…お早く逝かれ、残念でしたが、お釈迦様は葬儀を済まされ、遺灰を川に流されました
そして、遠い未来に彼はもう一度生まれ変わると、私共はお釈迦様から伺っております…
彼は、お釈迦様の後を継ぐ仕事を成すのだそうです…」
「えっ、あの子が??…………」
父は顔を上げたが、仏教に共鳴しているわけではないので、メッテッヤがどれ程重要な仕事を託されているのかは、想像もつかなかった
「…それで、お釈迦様がおっしゃるには、お父上も息子殿と同じ時代にまた生まれ変わられるそうで、その時は互いに会えないが心はきっと通じ合うだろうと…
お信じになるかどうかはわかりませんが、その証として、彼の遺骨の一部を手渡しするようにと、預かってまいりました
火に当てて、念入りに浄めてあります…」
と言って差し出した
慣例に反するので受け取ってもらえるかどうか、心配だったが、父親はクーメルンを真剣に見つめて、震える片手を差し伸ばして、包みを受け取った
「やっと……」
と父は言った
「え?」
「いや、何でもない…
ご苦労様でした…
大変、御礼申し上げる…
長旅でお疲れでしょう…どうか、我が家に泊まっていって下さい」
「いえ、私はこのまま帰ります、…また、お釈迦様の元で仕事がありますので、」
と遠慮して断った
父親は片手で持った包みを、大事そうにもう一方の手のひらに乗せると、
「…お釈迦様に、大変かたじけなく申し上げると、どうかお伝えください……息子の供養をさせていただきます……」
と神妙に挨拶をした
その驚いたような目は、暗い中にも、何とも言えない輝きがあった

後で別れてから、クーメルンは、あの父親の目のきらめきは何を物語っているのだろう、と思った
「愛」、という言葉が浮かんだ
自分は父を早くに失っているので、父の愛をあまり知らないが、あのようなものだろうか、と思った
そして、帰って行った

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「スピリチュアル」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事