氷月神示 他の暗号解読編 385

国之常立神より皆様へ

翠さん(=イブ=ミロク=メッテッヤ) の前世の回想の続き

翠：
あの…私は15年ほど前に自分がなくなった時の場面を思い出して、詳しくノートに書いたんですが、なぜかその手前の出来事とかが、すごく思い出しにくいんです
…私は晩年は修行して、気持ちよく心を整えてから、天に逝ったと想像していたんですが、どうも違うような、……
友達のテーマッセの事件以来落ち込んで、私はその後立ち直ったんだろうと思っていたんですが、断片的に記憶を思い起こすと、最後まで、まだやや気持ちが沈んでいたようなんです、…

わし：今頃わかりましたか
翠：えっ
私：あなたは菩薩ですから、(たとえ悟れても悟る前の段階に留まるのが菩薩、) 人間と共に苦しむのが使命だと、言ったでしょう
翠：しかし……
わし：今まで言わなかったのですが、訓練は既に始まっていたのですよ、
メッテッヤのあなたは釈迦から魔物のお祓いの訓練を受けた
それは、地上で肉体を持っている内に、お祓いの方法の基礎を修得してもらうためだった
しかし、それで終わりではなかった
釈迦は今度は、あなたに精神的な訓練を行ったのです
翠：精神的……
わし：つまり、今世で若い時のあなたが、見えないアダム=キリストの霊(=釈迦でもある) から過酷な精神特訓を受けましたが、あれと似たようなもの、もっと軽いのですが、
それを試しに受けてもらったのです…
翠 (驚いて目を見張り)：………
わし：釈迦、つまりアダムはテーマッセの事件の後、あなたに気の術をかけた…
根の心が強くて、悪意や負の心をはねのけるあなたは、事件を心で昇華してしまう
…だから、わざと低波動の術をかけて、落ち込むようにさせたのです…
翠：どうりで…いつまでも引きずっていると、思いました…
わし：それであなたはなかなか立ち直れなかった
いつまでもぐずぐずしてね、心が内向きになり、1人を好むようになり、殻を作った
…しばらくして釈迦が術を少しゆるめると、あなたはまた社交的になり、クーメルンや他の人としゃべるようになった
しかし、それは表向きで、あなたはまだ悩んでいたのです
自分のせいで、テーマッセがああなったとね…
翠：…確かに、もし私がいなければ、彼はずっとお釈迦様のそばにいて、お釈迦様の薫陶を受けながら修行に励めたのだろうとは、今は思いますね、
わし：あなたは、自分が彼の進路を歪めたと、悩んだ
その後遠くの町へ去った彼の動向もはっきりしなかったのでね、(実際は彼は、次第に立ち直って元気になっていった)
また、釈迦もあなたに、彼が元気になったとは、わざと伝えなかった
あなたを鍛練するためだから、
翠、苦笑して：ひどいですね、いつもの事ながら、お父様(=わし) や、(魂の) お兄様(=アダム) のなさること (訓練) は、人間だったら、怒りますよ、
私：まあまあ、せっかくメッテッヤとして肉体を持って生きている内に、何も訓練をしないでいるのは、もったいないというものだろう
神というのは、あらゆる機会を利用するものだ
…で、あなたは消し去ることができない自責の念と、自信喪失で悩んだ
自分が釈迦の後を継ぎたいと、思わず皆の前で宣言したものの、心では至らないことだらけの自分に、不満でいっぱいだった
もっと善くなりたい、善い人になりたい…なぜなれないのだ……
その葛藤が、必要だったのだ
あなたは今世で若い時に精神訓練を受けたのは、悪人やキョウジンの暗い心理を擬似的に体感するためで、将来、邪霊(=未成仏霊) やサタン達を祓う時に、彼らの辛い心理をよく理解していないと、うまく祓えないからなのだ…
それで、アダムは心を鬼にして、気の術であなたを数年間、苦しめた
その前哨戦として、前世でもあなた (イブ) の一部 (=分けみたまのメッテッヤ) が地上に転生している間に、アダムは似たような術をかけて、メッテッヤの気持ちを落とし込んでみた
…それでメッテッヤは心であがきながら、再び浮上しようとした
翠：私(=メッテッヤ) は、その後、死ぬまでにある程度、心が回復したのでしょうか……
わし：さあ、それはこれから、思い出してごらん
今の話を基調に考えれば、自然と思い浮かぶはず