氷月神示 他の暗号解読編 587 (赤穂事件編)

国之常立神より皆様へ

では、又江戸城での話に戻る
…これから述べるのは、私の仮説やしな

…勅使接待の当日がやってきた
綱吉の緊張度は最高に達していた…
彼の頭には、無事に儀式を終えることと、母の位を朝廷から得る確証を得ることだけがあった
…彼は幼い時から頭は良いように見えたが、1つの事に熱中しすぎて、他を忘れる、おそらく研究者向きだったのだが、到底支配者の器ではなかった
元々彼は将軍を補佐する役目につくことを予測されていたのだが、将軍候補の2人がなくなってしまったために、急遽彼が将軍に祭り上げられたのだった
しかし、彼にはコンプレックスがあり、母親の出自が町人であること、自分は剣術が嫌いで身につかなかったが、それは武士として恥ずべきことであり、ましてや将軍になった身だから、本当は周りの武士に対して、とても肩身が狭かった
しかし学問をしている時だけは、自分の博識さを人に見せて何とか体面を保てたし、座って講義を聞いたりするので、小柄な自分の体格と、他の人との体格の差も気にしないですんだ…
そのような引け目を隠そうとする身には、自分の母の出自さえ、自分の格を落とす邪魔なものであり、何とかして母の格を上げなければ、というふだんからの強い思いにつながっていた
そしてついに、女性の最高位である従1位を、朝廷に嘆願するに至るのである
もし彼が普通に武術のできる身であれば、既に自分は将軍という最高位を極めているのだし、そんなに母の格を身分不相応につり上げることを考えないだろうし、もう少し謙虚であってしかるべきである
しかし、彼はそのことに異常にこだわった (と、私は思うのである)
当日、1つの粗相もないように関係者に言い渡し、目を光らせていた
…その日は何事もなかった
ところが、次の日に問題が発生した (ここからは、私の仮説です)
小姓？の一人が、勅使にお茶を出す際に、歩く歩数を1歩間違えかけ、小さく出しかけた足をすぐに引っ込めた
そして即座に方向転換し、左を向いて進み、無事にお茶を出した
それが、離れて見ていた綱吉には気に入らなかった
他の者達は気がつかなかったり、気がついても不問に処すべきものと、気にも留めなかった
だが、その日の綱吉は怒りに燃え、儀式が終わって夜寝所に戻ってからも、寝つけなかった
あの時、なぜあの家来は間違えたのか、ああ、あれがなければ母上の位請願は、うまくいったものを、勅使殿のご機嫌を損ねたではないか！
妄想はふくらみ、いらだちはつのった

みな：ちょっと待ち、なんでお前がそんなこと、知ってんの？ まるで、見たかのようにしゃべりおッテ、初耳の話やで、そんなこと、
わし：わしが常日頃、言うていたことを、聞いてへんの？
これまで2400回以上の連載の中で、ほぼ毎回、わしは国之常立神 (「日月神示」の作者であり、艮金神とも言う。アマテラスより前の神代の神) を名乗り、長々と話をしてきたじゃろうが、
わしは形のない気のもやで、形と大きさは変幻自在やと、言うて来たわな、今は担当のイブ=ミロクの飛騨翠さんの丸い丹田に、霧状の球形におさまり、時々外に出て、書き手のヒヅキさんに語って聞かせ、こうして記述させてるとな、
…その私やったら、不死の霊魂なんやし、長生きなんやし、赤穂事件のシンソウ？を知ってたって、不思議やないやロウ？ 百歩譲ったかって、今までわしがここで語ってきた、「日月神示」や「ヨハネの黙示録」などの予言書内にある、数々の難しい暗号を世界でただ一人、わしが見つけて楽々解いてきたことを、あんたらどう思うの？
全部、私の臨時の創作か？ 今まで200以上？いやもっと？暗号出して、理論的に、完璧にあんた方にわかるように解いたわな、
それを、どう説明してくれるの？
みな、驚いて：い、いや、どこぞの県の、百条委員会みたいに、質問攻めにすんなや、答えに困るわ、えっと、…(考えがまとまらン、こいつは「ヨハネの黙示録」は、先にキリストが未来の日本語で原文を作ってからチュウトウの言葉に翻訳して、ヨハネに書かせたから、
日本語訳に直すと、未来予言を含んだ暗号が出てきよると言うて、確かにずんずん、暗号？らしきものが出て、えっと、そやけど……、
チチカカ湖がなんでペルーにあって、日本語の父母湖に読めるんや、みたいに唐突に、日本のマンガ作品までがその予言書の暗号から出てくるから、なんて言うたらええのか、その、
ミロクの翠さんに影響を与える作品群やから、アダム=キリストが前もって予知して、わざと作品群を暗号化して、黙示録に入れたんや、という説をぬかしとる、(=言うとる、) 云々かんぬん……ぶつぶつ……)
わし：どうやの？！
みな、はっと顔を上げ：え？……あ、ああ、はよ話進めてんか、頭いとなった
(帰って寝るわと言いたいが、もう少し、聞いておこウ、……)