みなさんには謎めいた翠さん(=イブ=ミロク) だと思いますが、時にはマンガ作品のキャラクターで似た?人に重ねると、少しイメージがわいたのじゃないでしょうか
…ところで今日は日曜日だし、彼女の双子の魂の弟の栗本君も、少しは暇があるのじゃなかろうか…
ということで、2人とも幽体離脱できるので、ここに集合するのは、なんでもないことなんですよ…まず先に、翠さんがここに来ていますので、雄大君を呼ぼう
…おい、雄大!
(男性が部屋に現れ、明るいグレーのスーツに赤いネクタイ姿でにこにこして立っている)
雄大:もう、立ってますよ
(と言って、翠さんと机をはさんで向かい合い、椅子に座る)
雄大、両手を組んでテーブルに乗せ、少し前へ乗り出して、:お久しぶりです
翠、ほっとして:お楽にして下さいね、て、私のうちみたいに、
わし:たまには仲良く話すがよかろう、ずいぶん間が空いたしな、
雄大、右上を向いて照れたように:う~ん、この間(かん)いろいろあったからな、
翠:奥さま、お元気?
雄大、又前を向いて両手を組んで乗せて:ありがとう、元気ですよ
翠:棚卸しみたいに、いろいろ聞きたいけれど、そうもね…
雄大:仕事が順調なので、助かります
翠:八面六臂で、たいへんでしょう
…その…、私、誤解していて、……あなたに重大な悩みがあるのではと、……なかなか聞けなくて、前にお会いした時にも、はぐらかしたでしょう
雄大:はっきり言うなと、神様に言われていましたのでね
正しい事を今言っても、あなたを混乱させるだけだと、
翠 (不満そうに):そうなのかな……
雄大、微笑んで:知ってます? 敵を欺くには、まず味方から、って、
翠:ええ、まあ……
雄大:僕が弱っていることにした方が、相手さんからの風当たりが弱まるんですよ、
つまらない人たちの余計な算段の相手していたら、疲れますからね
疲弊しない方がいい
エネルギーのロスです
向こうはそれでいいんですから
自己満足の塊の人たちとは、やっちゃいられませんよ
翠:強いのね…
雄大:まぁ、いろいろ学んだからですよ……仕事上、いろいろありました…ほんとに、いろいろ……
やっとつかめた幸せを、満喫しているこの頃です
翠:私には、とてもまねできそうにないわ、あなたのような、その、……大きな事に対処していく力は、
雄大:何をおっしゃるんです、お姉さん、あなたこそ、僕の理想とする、壁のような方ですよ
大きすぎて、太刀打ちできない、
翠:私は、神様のおっしゃるには、幽体が拡大できてバカでかくて……、ただそれだけなんですよ、ちょっと中身が整っているようだけど、ほんとに、
そして、仲間のお兄様 (アダム=キリスト)や、母 (アダムの大きめの分けみたまで双子の妹格、)や、そしてあなた (大ヨハネ、イブの大きめの分けみたまで双子の弟格、) に比べたら、
私は一番みそっかすで、できそこないなの、
雄大、手をほどいて目を見張り、:そんなことないですよ、お姉さん…どこをどう押したら、そんな考えが出てくるんです?
翠:いいえ、私は……、ご存じの通り、お兄様から特訓を受けて、少しひがんでるの
…ひがんでる世の中の人達の身になるようにって、しつけられたわ
だから、アクマの気持ちも悪党の気持ちも、キョウジンの気持ちも、少しはわかる……
そして、斜めに世の中を見ることもね、教えられたわ……つまり、疑って、世の裏を知ることよ……これは、母も得意だけど、
そしてそれは、間違ってはいないと思うけど、
…だから、私はひねくれた者の味方に立てるの……
でもそれ以外は気は利かないし、家の事はおろそかになってるし、神様から言いつけられたご用事だけは、なんとかまじめにやり遂げてるけど、他の事はほったらかして、ルーズのそしりを免れないわ……
いつも、そう思ってる
雄大、黙って聞いていて、:今日は雄弁ですね
翠:当たり前よ
こんなこと、誰に相談できる? あなた以外に、他にお話しできるのは、神様と、お兄様と、そして……、仲間のパウロ(=改心したエディ・ブラウン) と、たまに、ペテロ (=彼女のかかりつけの医者だった人で、アダムに覚醒させられた、前世ペテロのケンジくん) ぐらいなものよ……
ふだん、親しくお話しできるのはね、
(ちょっと失礼、と言って雄大は立って高く飛び去り、何か用事をしに行った
空で、白い衣に目に白い仮面を付けたアダムが待ち受けていて、何か、雄大が相談している
まもなく、飛び降りてきた)
雄大:失敬…、ちょっとお尋ねしたいことがありましたので、お兄さんに、(彼はアダムをこう呼ぶ、)
翠:あなたの丹田には、クラルト (神の分けみたまで担当の指導霊) がいるわよね、
私と同じように、
私のおなかには、サマルト (担当指導霊のわしの本名) がよくいらっしゃるけど、
母にはアマルト、お兄様のアダムには、丹田にピラルトがいて、それぞれ指導なすっているわ、
クラルト、お元気?
雄大、にっこり微笑んで:ええ、いつもお世話になってます
(注:神の御子のグループはこの4人で、それぞれ担当の指導霊が丹田に入り、相談に乗る
指導霊達は4つ子のようによく似ているが、性格は微妙に違う)
…お陰さまで、辛い時も迷った時も、常にクラルトが、のど笛にやいばを突きつけて来るんですよ、
翠:なんですって、やいば?
雄大:言葉のあやですよ…… 姉さん、ちょっと待って、(とまた、空に飛び上がる、)
しまった、(…と降りてくる、) 約束を忘れていました、
翠、驚いて:約束?それはたいへん! 大丈夫かしら、
雄大、片目をつぶって笑って、:大丈夫です、小さなことだから、
それでね、やいばと言ったのは、おまえ、どうするんだ、決断せよ、と言うんですよ、クラルトが、
ふだんはのらくらしている癖に、急に豹変しておごそかになったり、「あの人」は様々に色を使い分けるんですよ、役者ですね、
翠、笑って:おかしいわ、自分の担当霊を「あの人」、だなんて、
雄大:あなたは何と呼ぶんです? 自分の担当のサマルトを、
翠:私は、やはり、「お父様」かしらね……天で、改造して育てていただいたから、初めから、親代わりみたいなもんですよ、
私には産みの父と、育ての父がいるんです、(笑って言う)
雄大、自分の左腕の幻の腕時計を見るふりをして、:もう、帰らなきゃ
今日は、ずいぶん長く、お邪魔しました
ありがとう、ヒヅキさん、
翠:私も……、終わります、
(帰る)
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