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氷月神示 扁桃 その1175

国之常立神より皆様へ

ある日、神様はアダムに明日、いよいよ決行するとおっしゃった
何をかな? 全て予定通りだ
サモルエのいる修道院は高い崖の上に建っており、寄宿舎もその並びにあった
へんぴだが聖地とされている場所だったから選ばれたのだ
サモルエは寄宿舎の四人部屋にいたが、その夜大雨が降った
夜通し降り続け、激しい雷もあったのでなかなか寝つけない
みんな疲れきって寝入ったが、サモルエは朝方目が覚めた
雨もやんでいる
彼女は早朝、辺りを散歩する日課があり、いつも通り外に出た
すると、前夜の雨でもうもうと霧が立ち込め、散歩用の小径も見えづらかったが、彼女は歩き始めた
…高空ではアダム扮するルシフェルが歩くサモルエを見下ろしていた
彼の目はつり上がり、仁王?のようで苦渋に満ち、どうにかしてあの娘を手に入れたい、という気持ちでいっぱいだった (という演技ですね)
彼は、辺りでサタン達が彼の苦悩を喜び、楽しんで見ているのを知っていた…
そして空を何度か旋回して飛ぶと、とうとう、決意したかのように急降下を始めた
どうしても…、サモルエに自分の気持ちを知ってもらいたい、彼女を打ち倒して乗り移るとでもいうか、2度と離れたくない、というような破滅的な願いを抱いてーー、抱いているように見せて、アダムはぐんぐん降下していった
もう少しーー、もう少しであの子に到達するーー!
そのせつな、ぐいっと彼の前に、白い気の大きな壁が現れて立ちはだかった
アダムはあわてて急停止し、何事かときょろきょろした
すると、
キャーーーッ!!!という少女の叫びが眼下で聞こえた
…雨で小径が崖崩れして途切れており、濃い霧の中、気づくのが遅れたサモルエが足を滑らして落下していくのが見えた…
アッ!!!
ルシフェルは彼女を守る使命を思い出し、とっさに飛ぼうとしたが、遅かった
神が使命を忘れたルシフェルに怒って、彼の前にさっき邪魔をする気の壁を作り出し、そしてサモルエの命を取り上げられたのだ
サモルエは深く落ち込むと倒れ、すぐにぽうんと魂が抜けて空の彼方へ高く飛び出し、そのまま神に呼ばれて天界へ去った……
怒った神は、最後にルシフェルに、サモルエの魂に触れることさえ、許さなかった
「サモルエーーーー!!!!」
ルシフェルは、絶望にかられて仰向いて叫んだ……
彼の泣き顔は怒りに変わり、むくむくと変貌を遂げ、口のはしには下向きの小さな牙が生え、わなわなと震える体からは汚臭のような煙が立ち上ぼり、そして全身を包んだ…
彼は苦しみ抜いてうずくまって伏せ、やがてーー、気がついた時には真っ黒い短い毛並みの、恐ろしい憎しみに満ちた目の、サタンになっていた……
彼は、愛するサモルエを取り去った神を、恨んだ
ウオーーッと天を向いてほえ、それから急に風のように素早く姿を消した……
しばらくすると、近辺で狼のようなものが暴れた跡が見つかった
修道院の人々は恐れ、又事故死したサモルエを見つけて修道院の庭の隅に葬って弔い、悲しんだ
…あの院長も、最も愛していた生徒を失ってショックの限りだったが、人前では耐えた…
こうして、修道院はある生徒を失い、天からは1人の天使が消えた……

これが、熾天使ルシフェルが堕天使に変わったいきさつです……
なぜ私が知っているかは愚問です
それより、その後のアダムは計画通り、サタン達が見ている前で、立派な動機を持ってサタンに変容したので、サタン達の誰も疑問をもつことなく、新しくやって来た仲間を受け入れた……
アダムは時折サタンとして彼らの前に姿を現し、ベルゼブルと名乗るようになった
…彼は最強の愛の気のエネルギーを持つ熾天使から変容したので、サタンとしての力もものすごく強く、次第にサタン達は彼をリーダーとして認めてゆくことになる……
これが、神様とアダムの作戦で、言わば潜入捜査官のようなものですが、以来、数千年、数万年にわたって、アダムはこのいやなベルゼブルの役を引き受け、サタン達の群れの中で様々な芝居を打ってゆくことになるのです……
そして彼らに、「みんなで神に復讐しよう、」と呼びかけ、順にグループ化していき、最強の (偽の) サタンとして、君臨することになるのです……

驚かれるような話だと思いますし、仮説ととっていただいても結構ですが、ずる賢くすばしこい数十万体のサタン達を呼び寄せて、全部残さず祓うには、これぐらいの大がかりな作戦を組まないといけなかったのです……
そして、アダムは神様のためなら、人類と天に帰れず苦しむサタン達を救うためなら、どんな犠牲でも払える覚悟と能力を持っていました……
その意味では、自分は天国へ行く翼を失ってでも、ユーリに与え救おうとしたトーマと似ていますね……
アダムも又、妹のイブ=ミロクと同じで、そのような強い自己犠牲の心を持っているのです
この二人は何度も言いますが、宇宙より巨大な幽体を圧縮しており、人間の何…………兆倍以上の濃い気の力を持っていますから、このような過酷な事ができるのです
普通の人には、到底できません

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