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氷月神示 解凍 その1717

国之常立神より皆様へ

皆さん、いつも読んで下さりありがとうございます
目下、翠さん (イブ=ミロクの生まれ変わり) が、子供の頃に私の啓示を受けて書いた物語の後半部分の一部を、再録しております……
が、書き手のヒヅキさんが続きを全て写して打つのはなかなか大変ですので、申し訳ありませんが、後半の残りの部分は、翠さんからご提供いただきました自筆のノートの写真を、直接載せさせていただきます…
子供の字ですが、何とか読めると思います
なお、途中数カ所に、やはり当時私がわざと啓示に混ぜて下ろさなかった部分がありますので、後で追補いたします…

では、前回の続きから


(上のページの左側の茶色いしみは、前のページのセロテープでついたしみの裏側だから、ちょうどこうなります
紙の端が破れていて、補修していたのがわかると思います)

上の追捕部分:
『次の日、リアは又ねこんでしまいました。』の次に入れる
→『昨日の内に町長からリアの父に連絡があり、どうだろう、一つ試しに今下宿に来ているカルメットとゲランに任せて、新薬の治療をさせてみないか、お嬢さんのために。というお話がありました。
わらにもすがる思いのロスターティン氏は、信頼できる町長の話に飛びつくように頼みました。どうか、神さま、どうか……。両親の思いは、通じるのでしょうか。…
さあ、』
→『後はフランス人が来るのを待つだけです。』につなぐ



上の追捕部分:
『初期になりかけの不完全』→『初期になりかけの不完全な状態』

『と中で二人のフランス人とすれちがいましたが、気にもとめませんでした。』→『と中で二人のフランス人が乗った馬車とすれちがいましたが、今日来ることは内密にされていたので、気にもとめませんでした。』に訂正いたします



上の追捕部分:
『それからターシャは、父の町長の方へ行って何か言いました。』の次に入れる
→『アレクセイはお客の人々に混じり、菓子をつまんだり、飲み物をいただきました。ターシャはできるだけアレクセイの所へ行って機嫌を取り、庭のバラ園を案内しました。美しく咲き誇るバラの花も、そばでおしゃべりに際限なく興じるターシャのひとりよがりの能弁も、アレクセイの心を打つものではありませんでした。
アレクセイの心は沈み、遠く山並みに見ゆる朝霧のようにはかないリアの命を、思っていました。』
→『やがてパーティーは終わりました。』につなぐ
それから、『ターシャは口を切りました。』を間に入れて、
『「ね、アレクセイ。私も、もう十七才よ。だから…私と婚約してくれる??」』につなぐ



上の追捕部分:
『一つのかげがリアの部屋の』→『一つのかげが離れにあるリアの部屋の』

『アレクセイは上着をひっかけるとドアを』→『アレクセイは上着をひっかけると廊下づたいに離れへ行き、ドアを』

『その粉は○薬でした。』の次に入れる
→『町長の家へ出入りの薬業者から、金を与えて不正に取得したものでした。ターシャは、泣き崩れました。
幼い時に母を亡くして以来、新しい継母になじめなかったこと、同じ金持ちでもリアは親にとても大事に、親密に育てられているようで前からねたましかったこと、そしてアレクセイをとられるようで、嫌だったことなどを打ち明けました。…』
『「ターシャさん…」』につなぐ
『リアはさっきから目をさましていました。』→『リアはさっきから目をさまして聞いていました。』

次のページの物語の最後になる文章を、ここに載せます
前ページの、『空はもうあけて、夜つゆが朝の光にあたって虹のよう』(の続きから)
です。その光と虹の中を一羽の白いハトが果てしない大空へ飛んで行きました。
「リア。君もあのハトのように飛んで行くんだ。新しい青春の始まりだ…」
アレクセイは心の中でそっとつぶやきました。
終わり

皆様、ご苦労様でした
読んでいただき、ありがとうございました。

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