鈴木トマトの日常

車の運転はできません。

生存確認

2018年01月31日 | 日記
昨年12月に、母がスマートフォンのゲームの『どうぶつの森ポケットキャンプ(ポケ森)』を始めた。「年寄りにもわかりやすい面白いゲームだ」と言い、楽しそうに毎日1時間くらいやっていた。私の息子のも、私のスマートフォンを使ってポケ森をやっており、帰省した際、母に教えてもらいながらフレンド登録をした。フレンド登録をすると、最終ログイン時間が表示される。

「これは生存確認に使えるな」

と笑う母。

「毎日、お前のキャンプ場に『いいね』をしに行くからね。私がログインしなくなったら死んだと思ってくれ」

それから、予告通り母は毎日、息子のキャンプ場に「いいね」をしに来た。イベント期間中は、イベントアイテムをおすそ分けしあい、ソーシャルゲームライフを満喫していたようだ。

1月某日。積雪で幼稚園がお休みになった日、私が家事をしている間だけと約束し、息子にポケ森をやらせていた。

「最近、おばあちゃんからの『いいね』がないんだよね」

と、息子。

最終ログイン時間を確認すると10日前になっていた。いつもだったら、飽きっぽい私の母だから飽きて別のゲームを始めたのだろうと気にもとめないと思う。しかし

「私がログインしなくなったら死んだと思ってくれ」

という言葉が脳裏に過り心配になる。

いつもは自分から連絡をとることなんて殆どないが、生存確認のためにLINEを送ってみる。

「生きてるか?」

と、一言書いただけのLINE。既読がついたのは六時間後だった。母はいつもLINEの返信が遅いが、今回は母に何かあったのではないかと心配になってしまった。既読がついてから2時間後くらいに、母から返信が来た。

「どうぶつの森は飽きました。今はブタを育てるゲームにハマっています」

やっぱり飽きっぽい母だった。安心した。

母が飽きてしまったポケ森だが、息子はまだまだ飽きる様子がない。毎日、コツコツと動物たちのお願いを聞き、家具やお金を集めている。一度ハマったら、なかなか飽きないのが息子の偉いところだと思う。


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